IPS細胞と臍帯血バンクのセミナー
11月29日
東京の有楽町駅前にあるよみうりホールで開かれた山中教授によるIPS細胞のセミナーに伺いました。残念ながら、教授は、ノーベル賞受賞式への対応の為欠席、ビデオでの報告となりましたが、充分に分かりました。
臍帯血バンクの有田美智世さんとの関係から是が非でも来られるように努力されたようです。
今山中教授は、IPS細胞のバンクを作ろうとされています。患者さんの細胞からIPS細胞を作ると1000万程度の費用と半年間の期間が必要で、特に神経的な修復には間に合わない事もあるそうです。事前に、作ってストックしていれば、対応できます。
でも、他人の細胞のIPS細胞を使うので、拒否反応がでます。適合するのは、何万人に一人。ただ、白血球の中に2つの因子があり、それぞれ何十種の型があるので、2つとも合うのが何万種類に一つになってしまうのが、2つに因子が同じタイプのホモタイプなら、75検体集まれば、日本人の80%をカバーできるとの事。
それでも、ホモタイプの細胞を持つ方を探すのには、やはり、何万人の細胞を調べなくては、ならない…。そこで注目されたのが臍帯血です。臍帯血は、造血細胞として移植手術の為だけにしか使えなかったのを、公明党をはじめとするプロジェクトチームによる議員立法で法律を作り、その道筋が出来ています。
公明党とは、直接関係ないセミナーで、臍帯血バンクの設置などでの公明党の取り組みが紹介されちょっと感動しました。