9月3日から平成21年9月定例会が開催され、9月9日に私にとって通産7回目の一般質問を行いました。質問内容は、1.環境と緑の産業革命について、2.命を守る施策について、3.その他、であります。質問の概要と当局の答弁を掲載いたしましたのでご覧ください。
I、環境と緑の産業革命について!
1.省エネ・リフォーム建設資金普及事業の創設を!
《質問》山形に暮らす私たちに冷暖房は欠かせないが、冷暖房からの二酸化炭素排出を減らすことが地球温暖化の防止にもつながっていく。(仮称)「山形市省エネ・リフォーム建設資金普及事業」として本市単独の補助制度を新設し、エネルギー消費量の削減を図る高断熱・高気密の省エネ住宅や、リフォームにおけるエコ窓(断熱窓)改修に対して補助を行ってはどうか。
《答弁》住宅の省エネ改修については固定資産税の減額や国の補助制度もありこれらの情報提供を行い、住宅の省エネルギー化を促進していく。また、環境への配慮から、住宅様式・電化製品・水廻り施設など多分野で省エネ対応が進んでいるため、住宅リフォームに限らず、あらゆる改修、買い替えに省エネ効果が認められることから、支援については今後の課題としたい。
2.学校施設等へのエコ化について!
ア、体育館等の窓ガラスの改善について
《質問》災害時の避難場所である小中学校の体育館等の窓ガラスは、地震等が起きても飛び散らないようなものにすべきである。また、それが断熱性のものであれば、二酸化炭素の排出削減及び灯油や電気代等の節約にも具体的な効果がある。安全面・環境面から、小中学校の体育館等の窓ガラスを飛散防止加工並びに断熱のガラスに入れ替えるべきではないか。
《答弁》体育館などは強化ガラスを採用している。学校施設についても、環境への負荷低減に対応した施設づくりが求められており、国の方でも環境にやさしいエコスクールの整備を推進している。今後、経年劣化等により大規模な改修の際は、環境面にも配慮しながら、断熱及び飛散防止効果のあるガラスへ入れ替えを検討する。
イ、校庭の芝生化について
《質問》健康増進、学校の環境向上や地域の一体化の促進などの効果が期待でき、より多方面に恩恵をもたらすものとされている、グラウンドの芝生化を保育園や小中学校に導入する考えはないか。
《答弁》国でも屋外教育環境整備促進を図っており、総合的に考えるとメリットもあるが、持続的な芝の維持管理や校庭の利用制限などの点で課題があるため、今後他市の実態を把握し調査・検討していく。
ウ、グリーンカーテンの実施について
《質問》学校や市の公共施設において,つる性の植物を窓の外に巡らせて日光を遮断し,室温上昇を防ぐ取り組みである「グリーンカーテン」を実施してはどうか。
《答弁》学校では環境教育としての配慮をしながら施設の維持管理の観点も鑑み対応していく。公共施設も調査研究していく。
3.庁舎玄関へのドライ型ミスト装置設置について!
《質問》夏の暑さを緩和する取り組みとして、本庁及び上下水道部の各庁舎玄関口に、霧状の水を噴出するドライ型ミスト装置を取り付け、涼しさを演出するとともに、温湿度の変化の測定も行って、商店街への普及促進を図ってはどうか。
《答弁》真夏の炎天下の熱中症対策や都市のヒートアイランド現象対策などに有効な手段だが、具体的設置については今後調査研究し、商店街の協同導入は効果を見極め支援策も検討していく。
4.東ソー跡地での緑地広場整備関連について!
《質問》沼木の東ソー跡地については昨年9月、東ソー・山形市・沼木七町内会で緑地広場などの整備について基本合意に達し現在整備中であり、来年完成予定となっている。6月補正には、緑地広場の東側にある西部運動場のトイレ2ヶ所を水洗化する予算が組み込まれたが、テニスコート脇にあるトイレについては、緑地広場の利用者も考慮し、男女の区別を明確にして便器数も増やすなど、大々的な改装をすべきだと思うがどうか。
《答弁》沼木東ソー跡地については、現在東ソーが事業主体となり緑地整備を進めている。緑地内にはトイレ等の施設は整備出来ませんので、今後の整備・利用状況等を見ながら検討する。
II、命を守る政策について!
1.小中学校に於ける身体障がい児の受入れ環境の整備について!
《質問》小中学校での身体障がい児の受入れについては、エレベーターの設置などの整備を、中央ブロックは既に整備されている一小・三中(主病院は済生館)とし、南ブロックは蔵王一小・蔵王一中(主病院は山大附属病院)、北ブロックは千歳小・四中(主病院は県立中央病院)という3地域ブロック体制に分けて、近隣病院と連携するなどしながら環境整備をしてはどうか。
《答弁》山形市を北・中央・南の3ブロックに分けブロックごとに肢体不自由特別支援学級を設置し、それに伴う環境整備をしていきたい。今回の補正予算では七中にエレベーターを整備するが、ブロック内連携も検討する。
2.西蔵王周辺のトレッキングコース整備について!
《質問》健康維持及び体力向上へのニーズが高まる中、自然に触れながら行うトレッキングへの関心が大きくなっている。山形にはすばらしいトレッキングコースがたくさんあるが、より身近な所で大自然を楽しみたいという要望もあり、西蔵王放牧場にトイレを整備しながら、西蔵王周辺にトレッキングコースを整備してはどうか。
《答弁》西蔵王周辺には、野草園、放牧場など複数の施設が点在しており、多くの市民が訪れるエリアとなっています。エリア内には、国有林及び国が市や民間と分収契約を締結している森林もあることから、森林の所有形態を調査し、作業路など林内既存道を活かしたトレッキングコースの整備手法、利用頻度、維持管理費用などを含めて関係機関と協議しながら検討する。
3.後期高齢者医療制度の廃止への考え方と影響について!
《質問》民主党はじめ政権交代を叫んでいた各党は、後期高齢者医療制度は高齢者をいじめる最たるものだとして、その廃止をマニフェストに掲げている。市長はこの制度について、議会で「今後、さらなる円滑な運営を図るために、改善すべきものについては国等に要望し、各健康保険の制度維持の視点からも、このたびの制度を維持すべきものと考えております」と発言している。いよいよ政権交代が行われることになるが、後期高齢者医療制度を廃止してしまってよいのか、制度を維持すべきと思われるのか、市長の考えを伺いたい。
《答弁》全国市長会としては、世代間や高齢者間の不公平の解消などを目指して定着しつつある都道府県単位の後期高齢者医療制度を廃止することについては、被保険者をはじめとする現場に大混乱を生じ、制度運営に支障を来たすため、当面は現行制度を定着させ、将来的に全国民対象の医療保険制度の一本化への道筋を作る対策が急務であるという考えである。
4.国民健康保険被保険者証への臓器提供意思表示欄等の導入について!
《質問》改正臓器移植法(A案)が可決された。臓器移植の推進を図るために、国民健康保険被保険証に臓器提供意思表示欄を設けるとともに、国民健康保険ガイドブックに臓器移植に関する周知と啓発を推進してはどうか。
《答弁》現在の本市の同保険証はカード形式で裏面に使用上の注意事項を記載しており記載欄の余裕がない状況であるが、他自治体の状況をみて検討する。また、臓器移植に関する周知と啓発の推進に関しては、国民健康保険ガイドブックに掲載するなど周知方法について検討していく。
5.ヒブワクチン接種への助成について!
《質問》ヒブとはインフルエンザ菌b型のことで、特に乳幼児がこの細菌によって髄膜炎などを発症し、亡くなったり、
重い後遺症が残ることがあると言われている。乳幼児の親たちの関心はとても高く、費用負担が高額でもヒブワクチンの接種を希望する人が多い。すでに一部自治体では助成制度が始まっているが、本市でもヒブワクチン接種への助成を検討してはどうか。
《答弁》現在、同ワクチンは任意接種としているが、山形県市長会としてワクチンの安定供給と定期予防接種化するよう国に要望している。
III、その他
1.所得税の扶養控除や配偶者控除の撤廃の影響について!
《質問》民主党の政策の目玉は「子ども手当」の創設であり、その財源として所得税の扶養控除や配偶者控除の撤廃を打ち出している。そうなると、所得に応じて徴収されている保育料は今の料金より1ランクか2ランク上がるのではないかと思うがどうか。また、保育料以外にどのようなものに影響が及ぶと考えられるか。
《答弁》認可保育所の入所については保護者の税額により料金区分を決定しているため税額増なら保育料に影響する。これまでは税制改正の際に料金基準も変更されているが、現段階では国の方針が未確定なので情報収集に努めたい。認可保育所の保育料以外では、私立幼稚園の就園奨励費及び私立高等学校生徒学費補助などが、市民税額により支給を決定しており、同じく状況を見守っていきたい。
2.新型インフルエンザの対応について!
《質問》保育所の臨時休業で託児できずに休業せざるを得ない従業員への不当な取り扱いの防止や、医療従事者や一人親家庭などにおける保育の確保も重要である。本市として、これにどのような対応を取ろうとしているのか。
《答弁》事業主には商工会議所を通じて従業員に配慮してもらう要請が可能か検討している。また、広範囲で保育所が休園した場合は最低限医療従事者など合理的な理由がある際の保育サービスの確保をしていきたい。