バックナンバー 2020年 4月 16日

先日のブログでも紹介した通り、区は区内の基幹病院に対して財政支援を行うことと「(仮称)発熱外来センター」の開設を発表しました。これは、区内の「医療崩壊」を防ぐためです。新型コロナウイルス感染症により、医療現場は混乱・疲弊しています。

 

杉並区内では比較的大規模とされる200~300床の医療機関が4医院あり、「基幹病院」と呼んでいます。それらは、いずれも「協力病院」の位置付けで、PCR検査の結果待ちの方や軽症・中等症の患者を受け入れることになっています。重症患者は、都内、いずれも区外の「指定医療機関」が治療を行うとされています。

 

しかし、3月中旬以降、区内の感染者数が激増し、指定医療機関が満床のため区内の基幹病院でも一部人工呼吸器を付けて重症患者の治療をせざるを得なくなりました。
 
コロナ患者の治療には、人の配置やスペースをしっかりと確保しなければなりませんので、各医院でも他の入院患者から隔離したり、外来を一部制限するなどの対応を与儀なくされます。
・昨年4700件もの救急車を受けているある医院では、ER(救急救命室)をコロナ患者のため使っているため、先週2件の救急外来を断らずを得ませんでした。
・ある医院では、1フロア(16床)全てコロナ患者に充て、このまま増えれば2階フロアもそのようにしなければならず、一棟まるまるコロナ患者専用となります。
・ある病院では、人間ドッグの受付を一切中止。リハビリ治療も縮小しています。
・必須とされている防護服やN95のサージカルマスク等も圧倒的に不足しています。マスクも本来は毎日変えないといけないのですが、やむを得ず3日に1回の交換としている大手医院もあります。

 

そうした中にあっても、この度、4医院が全て今回、コロナの専用病床を拡充する英断を行って頂きました。

 

公共病院でもない(特別区には”区立病院”はありません)、民間の医療機関に自治体が財政支援を行うというのは極めて異例ですが、断固、医療現場を支援していかなければならない。今回の杉並区の施策は、そうした考えに基づくものです。

 

区長の記者会見に同席した、杉並区医師会の甲田会長は次のような決意を述べられました。

「医療は医師以外の誰もできません。我々がやらなくては誰もしてくれません。私自身も怖くないと言えば嘘になりますが、ここは勇気を振り絞って、自分のできることを少しずつ広げ、皆でこの難局を乗り切ろう。」

 
医療は、私たちの生命を守る「最後の砦」です。

 

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杉並区 中村康弘
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