10月30、31日、11月1日と岐阜県各務原市、兵庫県篠山市、西宮市に会派の同僚議員と視察に行ってまいりました。

 

◆10月30日:「借主負担DIY型契約による空き家リノベーション事業について」 岐阜県各務原市

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同市では空き家(空室含む)が7980戸あり、市内全住宅戸数の内、約13%に相当します。その中で活用されていない物件が2540戸(4.1%)にものぼっています。

市が実施した空き家の持ち主に対するアンケートでは、「他に売却したい」44.6%、「賃貸として運用したい」14.5%と、約6割の方が何らかの方法で空き家の利活用を希望しているとのことでした。

一方で、空き家物件の内、昭和56年以降のいわゆる新耐震基準の建物は16.7%、71%が同年以前の旧耐震基準で流通にも課題があり、効果的な施策が望まれています。

そこで各務原市は、貸主が修繕義務を負わない代わりに安く空き家を貸し出し、借主が自費で修繕を行い、退去時の現状回復義務がない契約という手法で、空き家の流通促進を行っています。

この取り組みは、全国でもユニークで【産・官・学・金】の連携・協力により事業展開が行われいます。

まだまだ実績は少ない(4件の契約実績)ですが、同市が取り組んでいるシティプロモーションとしての効果も出てきているようです。

  

◆10月31日:「空き家を活用した商店街活性化について」 兵庫県篠山市

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「日本遺産認定第1号」、「ユネスコ創造都市ネットワーク」、「景観刷新モデル地区」等、その風光明媚なまちの全国的な評価が高い、同市です。確かに、昔ながらの城下町の街並みの向こうには丹波の山が見え、田園も広がっています。

しかし、一方で過疎化・高齢化も進み、地元としては地域の再生、活性化を望んでいます。篠山市が篠山市商工会を支援する空き店舗対策「商工会元気商店街創造事業」では、新規の空き店舗の入店者に対して初期投資経費の1/2以内、上限30万円の助成を行い、平成9年度から合計で56軒の空き店舗を店舗化してきました。同市内の8商店会の合計店舗数が300店舗なので、約1/6が同事業を利用しての開店となります。

上述の風光明媚な篠山というブランドも手伝ってか、神戸市内の有名パン屋や京都からなど地域外から多くの出店希望者が訪れるとのことです。ただ、一時的な”甘い”計画の出店は商工会の方で認めず、ビジネスに乗れる可能性のものを選択しているとのことで、定着率は60%と高い数値を示しています。

昔からの古民家や街並みが再評価されるトレンドもあり、益々素敵な街になることを期待したいですね。

 

◆11月1日:「阪神・淡路大震災後に伴う財政支出とその後の市の財政状況の推移について」 兵庫県西宮市

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大変重いテーマでしたが、20年経った本年、同市を訪れ様々説明を受けてきました。

首都直下地震がいつ来るかわからない状況下、日ごろの防災・減災に努めることはもちろんですが、いざという時の「財政のダム」の建設は、大変重要なことです。私自身ずっと以前より考えていることです。

詳しい内容はここでは省略しますが、発災後の復興事業に多額の市債を発行。復興事業の計画化と実施開始には数年で終わり、市民税等の収入は被災前と変わらない状況まで意外と早く戻りました。しかし、返済の据え置き期間である5年後以降15~20年にわたって公債費が同市の財政運営に大きくのしかかっており、いまだその影響を受けているという実態でした。

 

簡単ですが、視察の概要について報告します。ご多忙な中、視察を受け入れて下さった皆様、大変にありがとうございました。

 

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