バックナンバー 2017年 1月 24日

以前より日本の最も大きな課題として挙げられているのが「人口減少」です。

最近、この点に関する書籍を2冊立て続けに読みました。いずれの書籍も、日本が直面する人口減少という状況はとかく衰退というネガティブなニュアンスで言及されることが多いですが、決してそうではないという内容です。
 
◆「人口と日本経済 – 長寿、イノベーション、経済成長」 (中公新書) 

  著者: 吉川 洋(東京大学名誉教授)

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著者でありマクロ経済学の専門家である吉川氏は、経済学の歴史において人口問題とどのように向き合ってきたのかを、詳細な学術的裏付けとともにわかりやすく解説しています。ケインズとシュンペーターの理論を主に引用しながら、経済成長の鍵を握るのはイノベーションであり、世界で最も長寿な国である日本にはそのチャンスがあると主張しています。
 

◆「武器としての人口減社会 国際比較統計でわかる日本の強さ」 (光文社新書)

  著者: 村上 由美子(経済協力開発機構(OECD)東京センター長)
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著者の村上氏は、国連やゴールドマンサックスなど、国際的な舞台で経済活動に携わってきた経験を持ち、現在もOECDにおいて、詳細な統計データに基づき日本経済を分析しているキャリアの持ち主です。村上氏は訴えます、「少子高齢化はチャンス! 」と。少子高齢社会というのは労働力不足になることでもあり、それはイノベーションを生み出す大きなチャンスでもあるということです。

 

日本経済には、まだ潜在力があります。高齢ドライバーの事故対策、高齢者の見守り、生産効率の向上などに対して、AIやIoTの活用といった、先端技術の開発、実用化に力を注ぎ、「課題解決型」のイノベーションこそが、これからの日本の経済成長の牽引力でもあります。

  

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