2025年
「2025年問題」という言葉を、最近マスコミ等でよく目にします。
今年からちょうど10年後、団塊の世代の方々が75歳以上になる時代、単身高齢者世帯や高齢者のみ世帯など、医療や介護を必要とする高齢者が増加することが予測されています。
現在の杉並区の介護保険の利用状況を見ても、第1号の被保険者で、65~74歳で介護認定(要介護・要支援)を受けている方の割合が4.2%であるのに対し、75歳以上では35%と、75歳以上を境に介護認定率が格段に上昇します。
これまでの、国が定めた全国一律の介護保険で、これからの時代全てを賄うには限界があります。やはり、地域で高齢者を支える多様な地域資源の発掘や医療・介護の連携推進など、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができる体制構築を本格的に進めていかなければなりません。