杉並区の待機児童
今年4月の時点での保育所入所待機児童数(速報値)についてご報告します。
① 認可保育所等の入所申し込み数 = 3634人
② 申込取り下げ・辞退者数 = 153人
③ 認可施設の内定者数 = 1944人
④ 認可外保育施設への入所者数等 = 1479人
⑤ 預け先が決まっていない人の数(①-②-③-④)= 58人… 昨年の116人からは改善しました。さらにこの58人のうち、入所可能な保育施設を紹介している人は約20人いるとのことです。
これまで杉並区では待機児童解消に向けて、区内の保育定員を大幅に増員してきました。
私が議員になった時(平成19年度)の保育定員は合計で5461人、待機児童は13人でした。この8年間で約3500人増やしました。それでも待機児童解消にはなかなか至りません。杉並区で子どもの数が激増しているわけではなく、この間のお母さんの働き方が大きく変化したことが背景にあります。
待機児童は、単純に定員数を増やせば解決するわけではありません。個々の状況にいかにていねいに考え、マッチングをさせてあげられるか、きめ細かい対応が必要不可欠です。現在区が実施している『保育総合相談窓口』(保護者に寄り添った相談・情報提供を行う)や、『マッチング支援サービス』(内定に至らなかった方に認証保育所などの認可外保育施設を個別に紹介する仕組み)などは、私ども区議会公明党の提案により実現した施策です。
待機児童0 に向けてさらに頑張ってまいります。