バックナンバー 2014年 8月 12日

8月5日に兵庫県川西市、6日に大阪府枚方市に視察に行ってまいりました。遅くなりましたが、その報告をさせて頂きます。

 

【川西市】

「行政経営品質向上プログラム」について。
 
この取り組みについては、今まで様々なところで耳にし、私にとって非常に関心の深い分野でもあり、前々からお話しを聞きたいと思っていました。私は、前職の外資系電子部品メーカーの日本法人で、生産管理や製造ラインの効率性向上の取り組み等を行ってきたこともあり、「行政でも品質や生産性の向上へのカイゼンは積極的に行うべきだ!」との考えを議員になって以来ずっと持っており、議会質問もしてきました。
 
この「行政経営品質向上プログラム」は、まさしくそのようなことをめざしています。民間では、ISOや日本経営品質賞などの顧客視点から企業を運営し、新しい価値を生み出し続けることができる経営の仕組みが求められています。このプログラムは、組織の体質改善という点では、行政も同じであるという考えのもと、PDCAサイクルを根底に、卓越した経営(エクセレントガバナンス)を追求していくものです。
 
詳細は、ブログでは書ききれませんが、緻密な仕組みが構築されており、大変興味深いものでした。
  
ただし、私が感じた課題としては、
1)民間は年度や四半期毎の決算で収益として明確に数字で表すことができるが、行政の”収益”というものは経済等の外的環境に影響されること。また行政の目的は収益を上げることではなく、「福祉の向上」であること。これらをどのようにして数値化し、評価するか。
2)民間でもありがちな”改革(カイゼン)疲れ”のジレンマに陥らないか。あるいは、庁内職員だけの自己満足になっていないか。
3)リーダー(首長)が交代しても、組織的な文化・体質として継続できるか。一時の流行で終わってしまわないか。
 
等々考えられます。同市も同様の課題認識を持っており、対処法も進めていますが、なかなか苦労もしているようです。更なる成功を期待します。

 

 

  
【枚方市】

「高齢者見守り110番活動」について。
 
これまでも、ブログで言及し、議会質問も行ってきましたが、高齢社会への対応、認知症対策は喫緊の課題です。キーワードは「地域ぐるみ」だと思います。
 
枚方市では、昨年の4月から「高齢者見守り110番活動」を行っています。市内13カ所の高齢者サポートセンターが、地域のお店や事業所と連携して高齢者の様子の変化に気づき、速やかに対応する取り組みです。今年の3月末時点では、薬局・薬店81店、金融機関59店、新聞配達店39店、コンビニ35店等、合計494店の店舗・事業者より協力を受け、69件の通報があったとのこと。

協力店舗には以下のようなステッカーが貼ってあり、今後も店舗数の拡大を図っています。

 
「いつもは玄関先まで来られるのに様子が変です」と新聞配達の方から市の高齢者サポートセンターに連絡が入り、職員と近所の人と協力してドアを引っ張り開けると、奥で住人が倒れている姿を発見、緊急搬送され、一命を取り留めたという事例もあったそうです。
 
行政だけでは、このような細かな対応は不可能です。多くの方の力を借りて「地域ぐるみ」で高齢者を見守っていく体制は急務の課題です。
 

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