本日は、おとなりの世田谷区に伺い、同区が積極的に推進をしてきた「定期巡回・随時対応型訪問介護看護サービス」事業についてヒアリングをしてきました。

このサービスは、平成24年4月に創設された、要介護高齢者の在宅生活を支えるため、日中・夜間を通じて、訪問介護と訪問看護を一体的に又はそれぞれが密接に連携しながら、定期巡回訪問と随時の対応を行うものです。24時間の体制で、緊急時の安心にもつながり、個々の利用者の生活リズムに合わせた訪問介護看護サービスの提供が可能です。

事業の構成としては、

◆ 定期巡回サービス(1日に何回かを原則として10~20分程度ヘルパーが自宅を訪問します)

◆ 医師の指示による訪問看護サービス(検温、血圧測定、状態観察、服薬管理、床ずれの処理など)

◆ 随時対応サービス(24時間365日ケアコール端末からオペレータにつながり、双方向のやり取りができます)

◆ 随時訪問サービス(オペレータの判断により、必要に応じてヘルパーが訪問します)

となっています。

世田谷区では、「高齢者が住み慣れた地域で、安心して暮らし続けられる地域社会の実現」をめざし、平成16年度から全国に先駆けてナイトケアパトロール事業を実施、平成18年度の介護保険制度改正で、夜間対応型訪問介護が創設されました。その後、平成20年度には「24時間随時訪問サービス等検討委員会」を設置し、その中でアンケート調査を行った際、在宅で暮らす高齢者にとって24時間の随時対応ニーズが高かったことが浮き彫りになりました。

そこで世田谷区は9割を区が独自に負担する形で、24時間随時訪問サービスを平成21年度にスタートしています。

そのようなモデル事業を経て、国の介護保険の事業として今回のサービスが実施されています。

まさに、在宅介護の先駆的な取り組みを行っている世田谷区です。長年の経験から様々ノウハウが蓄積されており、課題はあるものの、地道に推進している状況をお伺いすることができました。

杉並区においては、まだこの事業は広く定着したものにはなっていません。今後、この事業をもっと多くのケアマネさんにもご理解頂き、利用者の在宅生活に大きく寄与していくことが望まれます。

   

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