杉並ユネスコ協会主催の「ユネスコ・ギャラリーツアー国立西洋美術館の建築探訪」に参加してきました。
上野にある国立西洋美術館本館は、近代建築の巨匠ル・コルビュジェ (Le Corbusier, 1887-1965) が日本で唯一設計した歴史的建造物です。
ル・コルビュジェは20世紀を代表する建築家で、フランスのロンシャンの礼拝堂、サヴォア邸、ユニテ・ダビタシオンなど世界的に有名な彼の建築物が多数遺っています。合理的、機能的で明晰なデザイン原理を追求し、世界の建築や都市計画に大きな影響を与えたとされています。
この建物も含め彼が建築設計する際のルールは”モデュロール”という単位に基づくもので、183cmと仮定したヨーロッパ人男性が手を伸ばした高さ226cmを天井の高さに設定し、それを建物の高さの単位にしているそうです。
また彼は新しい建築のための5つの要点を提案しました。
①ピロティ:人も風も自由に出入りできる空間。②屋上庭園:今では珍しくありませんが当時としては斬新だったと思います。③自由な平面:構造壁とは別の平面空間です。④横長の窓:自然の光がいっぱい差し込みます。⑤自由なファザード(正面):デザインが斬新です。
この美術館にも、その提案がしっかりと組み込まれています。
時代を超えて建物の構造自体に価値を生み出す、まさに芸術作品を堪能してきました。



