予算特別委員会3回目の登板でした。

①認知症対策について、②歯科医療について、③がん対策について、質問しました。
 
今回も取り急ぎ質問した内容についてのみ概要をお伝えします。

    
【認知症対策について】
◆現在区が認識している区内の認知症の患者数は。またそのカウント方法は。
◆昨年6月に厚生労働省の研究班が発表した「認知症有病率等調査」による全国の認知症高齢者の現状に関して、この図を参照して頂きたい。これは、平成22年度の数字をもとに推計した全国の認知症高齢者の数字である。一番上が、介護保険を利用して「日常生活自立度Ⅱ以上」の数280万人(先ほどの区が把握している数字)。その下の層が軽度の認知症の方160万人、合計440万人で有病率の推計が15%と言われている。(現在では約300万人を超えており、全体では462万人に増えているとされている)
更にMCIと言われている、正常と認知症の中間状態、いわゆる認知症予備軍が380万人。第1~3層の合計で800数十万人、全国の高齢者の3~4人に一人(単純計算では2~3万の区民となる)が、認知症あるいは予備軍。大変衝撃的な数字だが、率直にどのように受け止めているか。

 

◆認知症は「早期発見・早期診療が大切」とよく言われる。その理由は。
◆保健センターとケア24における認知症に相談の体制とどの程度の方が相談に来られているのか、実績は。また、どのような状況で相談に来られるパターンが多いか。
◆区は昨年認知症コーディネーター2名を設置したとのことだが、どのようなスキルがあり、具体的にどのような役割を担っているのか。また「大きな効果があった」とのことだがどのような効果が。
◆浴風会病院内に東京都認知症疾患医療センターが開設し、我々も昨年視察に伺った。区は認知症早期発見・早期診断事業で同センターと協定を結んだが、この事業の実績は。また貴重な医療資源だが、同事業の展開については。
◆保健センターややケア24、ましてや病院となると、本人や家族も敷居が高くなることもあると思う。そこで気軽に立ち寄れる「認知症カフェ」が注目を浴びており、国の計画でも推進・普及が掲げられていると聞く。区内には既に3カ所あり、今年新たに立ち上げたいという話も聞いている。運営や新設について、国・都・区でどのような補助があるのか。
◆認知症サポーター(私もサポーターでオレンジリングを頂いた)やキャラバンメイトの累計と24、25年度の養成実績は。またサポーターについて、受講後一過性ではなく、継続的に認知症の人を支える地域づくりに貢献して頂くしくみはどのようなものがあるか。
◆認知症ケアパスについて。患者や家族が医療や介護サービスへのアクセス方法やどのような支援が受けられるのかについて見える化し、早めに理解しておいて頂くことは安心感につながる。具体的な機関名やケア内容も盛り込んだ形で、地域ごとに作成していってはどうか。
◆平成22年時点で280万人という数は、10年前の平成15年時点の22年での推計は208万人で、280万人レベルに達するのは平成32年頃と予測されていた。つまり、当初の想定より10年も早い速度で認知症患者の増加が進んでいるということ。
 
◆認知症というのは、周りも苦しいが、患者本人も「この先自分はどうなってしまうのか」という不安感、プライドも傷つき、家族との関係もギクシャクしストレスを感じる日々を過ごすなど、本人が一番苦しみ、悲しむ病気である。また全ての人が必ず直面する課題であると思う。「私だったらどう生き抜いていくか」という視点を計画の根底に据えることは大変に重要な視点であると思う。
 
  
【歯科医療について】
◆杉並区の成人歯科検診の受診率の23区において近年上位を占めている、このことについて、区はどのような背景によると分析しているか。
◆8020達成状況でも区の調査では6割、国や都は4割弱。一方で杉並区民の40歳以上の歯周病への罹患率が東京都の平均より高いとの情報を耳にしたことがある。区はこのことを承知しているか。データのようなものがあれば。
◆「受け身(=痛くなったから行く)の歯科受診ではなく、攻め(=予防・管理に重点を置いた)の歯科受診」をもっと呼びかけたい。
 
  
【がん対策について】
◆がん対策推進計画では「がん患者とその多くの家族は、身体的苦痛だけでなく、がんと診断された時から精神的・心理的苦痛をかかえています。さらに、仕事や生活のことなど、経済的、社会的な不安や悩みを抱いています」との問題意識が記載されている。こういった課題の克服に対して区の現在の取り組みは。
◆がんの手術により顔や身体の一部を切除しなければならないことは少なくなく、手術の痕を気にして精神的な苦痛を抱えたまま生活している人もいる。こうした苦痛をやわらげるため、切除した身体の一部を、本物そっくりにつくり、医療用具として体の表面に取り付ける人工物を「エピテーゼ」といい、注目を集めている。課題は費用。一つのものを作るのに現状では数十万かかり、現在は保険適用外のため全額患者負担。厚労省は今後の普及度合いも見ながら、高度先進医療への認定や一般の保険等を検討していくとのこと。がん患者の社会的な支援ということから、このような分野における支援についての研究をぜひ行ってほしいが。

 

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