バックナンバー 2010年 5月 8日

5月6日、イギリス下院の5年の任期満了に伴う総選挙が行われ、政局に大きな変化が起こりました。

二大政党制の「本家本元」でもあるイギリスでは、「労働党」、「保守党」のどちらかによる政権運営が長年続いてきました(過去13年間は労働党政権)。

しかし、今回の選挙では、与党労働党が過半数を割り、さらには二大政党の片方でもある保守党も単独過半数の議席が得られませんでした。

※2010年5月6日総選挙による主な政党の下院獲得議席数:

英国議会政党 改選前(’05) 改選後(’10)
保守党 Conservative                      198                     306
労働党 Labour                               355                     258
自由民主党 Liberal Democrat          62                       57
その他                                          31                       29
合計                                     646                     650

この結果により、英国下院はいわゆる”ハング・パーラメント”(宙づり議会)が発生しました。どこの政党も単独過半数がなく、宙づり状態という意味です。

’70年代までは保守党と労働党の2政党を合わせて90%以上の得票率を得ていたのですが、昨今では70%を切って いるという状況です。イギリス国民の民意は明らかに「二大政党離れ」です。これは、短期的には政治とカネにまつわるスキャンダルによる政治不信ですが、長 期的には多様な民意を二大政党ではすくいあげられておらず時代にマッチしていないことが背景にあるようです。

日本においても、「民主に失望、かといって自民への後戻りはしたくない」 という考えが、いま蔓延しているのではないでしょうか。

時代は第三極。

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