三条市の完全米飯給食に続き、SSH事業についてご紹介します。
SSHとは、スーパーサイエンスハイスクールの略称であり、文部科学省が未来を担う科学技術系人材を育てることをねらいとして全国で204校を指定し、理数系教育の充実を図る取り組みです。
「科学を楽しむ心」をはぐくみ、生徒の個性と能力を一層のばしていくことを目指しています。
新潟南高校は、SSH指定校として12年目を迎えられました。
①新潟大学理学部・農学部と連携して、大学の先生による講義と実験を行う
②アメリカ研修や英語でのパネルディスカッションで英語力を強化、
③科学的な知識、技能、思考力、判断力を身につけ科学リテラシーを向上、
などの取り組みを通して将来国際的に活躍する科学技術系人材「科学技術系グローバル人材」の育成を目指しています。
理数離れが言われる昨今、理数系に強い子どもたちを育む大変良い取り組みだと感じました。
10月13日~14日、千葉大学子どものこころの発達研究センターへ行ってまいりました。
2011年に、千葉大学大学院医学研究院に新設された「子どものこころの発達研究センター」は、子どものうつ病をはじめとした不安障害、摂食障害など、多くの精神疾患の治療としての認知行動療法について研究し、効果をあげています。
子どものこころの発達センターによると、日本における子どものうつ病の有病率は、小学生1.6%、中学生4.6%であり、中学生の100人に5人近くがうつ病に悩んでいることになります。
また、うつ病の発症リスクは12~16歳の間に急激に高まります。
薬を使って治療をすることが多いうつ病ですが、薬には副作用があり、使用をやめてしまうと症状がもとに戻ってしまいます。
それに対して認知行動療法では、認知(ものの受け取り方や考え方)に働きかけて気持ちを楽にするという心理療法なので、うつ病の根本的治療に効果が期待できます。
意欲の低下や腹痛、頭痛、イライラ感などから解放され、過ごしやすい日常生活を取り戻すことができます。
また、再発予防にも効果があります。
不登校や引きこもり、暴力行為、いじめ、自殺など、子どもの問題は深刻な状況です。これらの問題を子どもたちの「こころ」に着目し、予防対策を進めていかなければなりません。
また、こちらのセンターでは、高度な専門職業人としての子どものための「認知行動療法士」を養成するシステムづくりを研究されています。
教員が認知行動療法について学び、学級で効果的に用いて生徒指導に応用することで、子どもたちのメンタルヘルス向上につながるでしょう。
視察させていただき、学校現場に認知行動療法を取り入れたいとの思いをさらに強くしました。
未来を担う若者のためにも、和歌山県の教育現場でも認知行動療法をひろめてまいります。
10月1日から3日まで、文教委員会の視察で、新潟県に行ってまいりました。
とくに興味深かった、完全米飯給食について、ご紹介します。
三条市の学校給食では、週に5日の完全米飯給食を実施しています。全国でまだ5%しか取り組んでいない先進的な取り組みです。
給食を「生きた教材」として、子どもたちに食べる楽しみを伝えながら、日々の給食を食育の中心に据えています。
米食には優れたポイントがたくさんあり、ごはん中心の和食で、摂取する脂肪分が減ること、一汁三菜の栄養バランスが整いやすいこと、そもそもの日本人の体質にあっていることなどが挙げられます。
三条市では完全米飯給食を実施して、①給食の食べ残しが減った、②肥満の子どもが減った、という効果がでているそうです。
また、米食以外にも新鮮な地元食材をたっぷりと給食に取り入れていることもうかがいました。
「地産地消」は人の健康にも、自然環境にもとても良い取り組みです。自然豊かな和歌山県でもぜひ取り入れたいと感じました。








