「想定外を生き抜く力-大津波から生き抜いた釜石市児童・生徒の主体的行動に学ぶ」テーマで片田教授の講演をお聞きしました。
釜石市の小学生1927人、中学生999人のうち、津波襲来時に学校の管理化にあった児童・生徒は全員の無事が確認された(津波襲来時において学校管理下でなかった児童・生徒のうち5名が津波の犠牲となった)
釜石市の津波防災教育を8年前から行っていた。「大いなる自然の営みに畏敬の念を持ち、行政に委ねることなく自らの命を守ることに主体的たれ」この信念に基づき「避難の3原則」①『想定にとらわれるな』-ハザードマップを信じるな②『最善を尽くせ』③『率先避難者たれ』を徹して指導した。
子どもを中心とした防災教育・・・10年たてば大人になる、さらに10年たてば親になる。高い防災教育意識や災いをやり過ごす知恵が世代間で継承される→地域に災害文化として根付く
今回の震災で子ども達は教えたこと以上の「自分の命は自分で守る」行動・率先避難者として多くの子どもや地域の人を守ってくれた。
「釜石の奇跡」などと、報道されているが、学校の管理外で5人の子どもが亡くなった。1人でも2人でも亡くなった学校があれば喜べない。防災の研究者としては敗北者。2連敗は許されない。釜石の悔しさを和歌山ではしない。今度は勝利したい。と決意を述べられていました。
また、ハザードマップの安全地域となっているところほど、多くの犠牲者が出ている。との指摘に意識改革の必要性を痛感しました。
