●「臼杵市みんなで取り組む認知症条例」の策定を提案し実現
義理の母が認知症になり、認知症を学ぶために市の認知症プログラムに参加。そこで家族の方が認知症への偏見や差別に苦しんできたことを聞き、市や市民を上げて認知症への理解を深められるようにと、議会で条例制定を提案し「臼杵市みんなで取り組む認知症条例」の制定が実現しました。
今後、この条例をわかりやすく解説したパンフレットや啓発動画の作成が行われ、認知症の理解促進への取り組みが前進していきます。
●臼杵市の指定避難所の混雑状況の見える化を推進
台風時に市の指定避難所に避難者があふれて入りきれず他の避難所へ誘導するという事が発生した。すぐに現場の避難所を回り状況を把握し議会で質問、スマホのアプリで混雑状況がわかるようにすることを提案。
他市からも同様の要望があるとの事で県がアプリを導入、臼杵市はいち早くそのアプリが利用できるようになりました。
●網膜色素変性症の方などへ暗いところもよく見える「暗所視支援メガネ」の購入補助を実現
網膜色素変性症は病気が進むにつれて暗い所が見えにくく視野も狭くなるなどの疾患で国の難病に指定されています。
近年、カメラでとらえた画像をレンズに明るく映し出すことができるメガネ「暗所視支援メガネ」が開発されました。しかし1台が40万円ほどするため購入へのハードルは高いものがありました。先進自治体では「日常生活用具」に含めることで購入補助を始めたこともあり、臼杵市においても同様の制度にできるよう求めたところ、実施することになりました。
●市役所手続きでの不要な押印(押印主義)の廃止を推進
国のデジタル化の流れを受け、臼杵市においてもデジタル化を推進するために課題となってる押印主義の改善を議会で質問して推進いたしました。その後市役所の書類の70%以上が押印不要になりました。
●新型コロナウイルス感染症での差別や風評被害の防止を推進
新型コロナウイルス感染症で市民から感染者が出たことで、不安などから根拠のないうわさが広がり、まったく関係のない店舗などが差別や風評被害を受ける事態が起こりました。
その情報を聞き、被害を受けた方から状況を聞きとりすぐに市へ報告、防止へ向けた緊急の対策を申し出ました。また議会質問でも取り上げ具体的な啓発の施策へとつながりました。
●持続可能な環境づくりへ向け、臼杵市のSDGsの取り組みを推進
2030年を目度として、国連のSDGsの取り組みが全国的にスタートしつつある中で、臼杵市においてもSDGsに積極的に取り組んでもらいたいとの思いから議会で質問。先進自治体や企業等との情報交換や連携を行うネットワークの「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への入会を提案し実現。また、教育現場でのSDGsの学習の取入れも推進し、現在活発にSDGsに関する環境授業や活動が行われています。
●災害時協力井戸を野津地域に拡充し、生活用水マップの作成も提案し実現
「市内の井戸の活用を」との一人の声から大規模災害時の井戸の活用を提案。先進事例を佐伯市に視察し議会質問で提案いたしました。
その結果、これまで無かった野津地域まで災害時協力井戸の登録が広がり、またそれを記載した「臼杵市災害等緊急時生活用水マップ」が県薬剤師会の協力で作成され、市のホームページにも掲載が実現しました。
●地域が独自に行う津波避難路の整備に工事費の補助を実現
市内には目の前が海で、後ろに急傾斜の山が迫っているため津波避難路の整備が遅れている地域があります。
そこで、地域が土地を提供し避難路をつくりたい場合、これまでは工事費は全額地域が負担しなくてはならず、人口が減少した地域では財政面の負担が大きく整備ができない状況でした。
そのような地域の声から工事費の補助制度を訴え実現いたしました。
●市の防災備蓄品に液体ミルクの備蓄を実現
国内での液体ミルクの製造がスタートしたことを受け、いち早く臼杵市も液体ミルクを災害備蓄品として備蓄するよう提案し実現いたしました。諏訪山の備蓄品倉庫などに備蓄され、賞味期限が近くなったものは乳幼児健診などで無料で配布され喜ばれています。
●市報(広報臼杵)へ、誰もが読みやすい文字の「ユニバーサルデザインフォント」を導入することを実現
臼杵の市報「広報臼杵」の文字を誰もが読みやすくしたいとの思いから、UDフォントを市報へ導入することを議会で提案し実現いたしました。
UDフォントとは「文字の濁点と半濁点の判別ができない、細い文字がかすれて読めない」……などの文字の不明瞭を無くし、誰でも読みやすくデザインされた文字のことです。
※UD(ユニバーサルデザイン)とは、”できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザイン”を基本コンセプトとしたデザインの事で、人が生活する上で「使いやすさ、見やすさ」といった細かい部分にも配慮・工夫をしたデザインをさします。
●防災タイムラインや避難スイッチの活用を推進
台風などでの避難のタイミングがわかりにくいとの声を受け、避難行動を時系列で行動計画を作成しておくタイムラインを推進しました。 地域ごとに避難のタイミングを決めておくコミュニティタイムライン、個人や家庭ごとに決めておくものをマイタイムラインと呼ばれています。また、川の増水量の目安などで避難行動の開始を決めておく「避難スイッチ」も提案しました。
コミュニティタイムラインが一部地域で取り入れられ、避難訓練を行っています。
●空き店舗バンク・空地バンクを提案し実現
商店街などで後継者などがいないため閉店するお店が増えてきていることが課題と考え、空き店舗を少しでも早く賃貸などで活用して地域の活性化につなげるため、空き家バンクの仕組みで空き店舗バンク制度の創設を提案し実現。少しづつ空き店舗の解消につながっています。
また、空地についても増え続ける傾向にあるため、空地バンクも提案し実現し、活発に活用されています。
●フレイル予防の取り組みを推進
臼杵市では高齢者への介護予防体操などの啓発や実施をしていましたが、フレイル予防として表現や啓発が行われていませんでした。
そこで2回の議会質問でフレイル予防との表現を市が積極的に用いた取り組みとしていくよう提案。
そこから市民へ向けてフレイル予防の啓発と取り組みがスタートしました。
●ヘルプカード・ヘルプマークの導入を推進
ヘルプマークとは支援や配慮が必要な方が、そのことを外部に知らせることができるマークです。
社会の中で助け合いのしるしとなるこのマークは東京都が作成したものですが、全国で利用が行われてきています。
臼杵市においても導入を提案しました。支援や配慮してほしい内容を記載するヘルプカードは、その後大分県が作成して臼杵市にもいち早く導入されました。ヘルプマークも配布されており、災害避難時の活用も提案しています。
●選挙の投票用紙へ記入する時のすべり止めシートの準備が実現
高齢者や障害を持つ人が、少しでも記入がしやすいようにするため、先行する大分市を視察。その取り組みをもとに臼杵市でも投票時に記入しやすくなるすべり止めシートの準備など環境準備が必要と要望。
●受動喫煙防止を推進。庁舎2階にも屋外喫煙所が設置されました。
他人のたばこの煙を吸うことで肺がんになる危険性が指摘される「受動喫煙」の防止へ向けて、屋外喫煙所の設置や施設入口からの喫煙場所を遠ざけることを訴えました。
●福祉避難所の整備へ向け、開設運営マニュアルが作成されました。
南海トラフ大地震などに備えて指定されている福祉避難所(要介護の高齢者や障がい者など、通常の避難所では避難が困難な方の避難所)の受け入れ手順などの体制整備が進んでいなかったため、具体的な準備が進められるよう基本となる開設・運営マニュアルの作成を提案し作成されました。
●胃がんの原因となるピロリ菌の無料検査が実現
胃がんの原因がヘリコバクターピロリ菌によるものが大きいという事を議会質問を通じて訴え、ピロリ菌の検査が中学2年生時に無料で行われるようになりました。また、胃がんリスク検査としてABC検診も提案し実施されるようになりました。
●臼杵市総合公園の遊具へ利用案内と注意喚起の看板を設置
臼杵市総合公園がリニューアルされ、リーフデわんぱーくが完成し多くの子どもたちが楽しく遊んでいます。しかし、全国的には遊具を使用中の子どもの事故も発生しています。
子どもたちが安全に遊んでもらうためには保護者を含めて安全な遊具の利用についての案内が必要との思いから議会質問で看板等の設置を提案させていただきました。
●臼杵市のホームページで認知症チェックが可能に
臼杵市は認知症の予防対策が先進的に行われていますが、
その中で、認知症の早期発見と早期治療に結びつけるきっかけとして
市のホームページに「認知症チェックリスト」の作成を提案しました。
すぐに取り組んでいただき、ホームページに「認知症のチェックリスト」が掲載されました。
また、合わせてトップページから、ワンクリックで認知症関連支援項目へアクセスできる
ように改善も要望していましたが、同時に改善され、項目が探しやすくなりました。
●人工内耳の機器を装着している方への機器買換え時等の助成が実現
重度難聴のため人工内耳機器を装着している小学生のお母さんから「装着機器の
買い替えや電池等の購入で経済的負担が大きい。負担軽減のため、せめて電池代
だけでも助成をしてもらえないか。」との切実な訴えを聞きました。
2014年6月議会での質問で人工内耳装着者の現状を訴え、助成を要望させて
いただきました。
その要望に中野市長は真摯に耳を傾けて頂き、大分県市長会等で他市への呼びかけも
行って頂き、2015年4月より、新たに大分県内8市で、同時に人工内耳装着者への
助成が実現ができました。