8月31日、
公明党千葉県本部夏季議員研修会が開催されました。
山口なつお代表が出席され、今年結党60年を迎える後半の30年を与党としての公明党のネットワークを生かして自らの手で予算と法律を作り、政策を実現してきた歴史をお聞きしました。特に、核兵器禁止を最終目標として、日本が唯一の戦争被爆国として、核保有国と非保有国との橋渡しをするために具体的な行動をすること、さらには、「行動する平和主義」として、特に、公明党が強く推進した地雷除去への国際貢献、海外の海上保安機関幹部候補職員を日本に招き、研修と人的ネットワークの構築を行う「海上保安政策プログラム」が法の支配に基づく海上保安活動につながり戦争が起きないよう手を打ってきたことなど、伺うことができました。
午後の研修は、「国立がん研究センター柏キャンパスの未来のがん医療への挑戦」と題して、同センターの先端医療開発センター長の土原一哉先生の、センター30年の歴史と現在の取り組みをお聞きしました。
柏の葉キャンパスを異分野の連携により国際的に先端を走ることができる新しい医療創出ハブとして作り上げようという先生の熱い思いを感じる講演でした。
民間活力をどう活用して生かしていくかの視点を政治として持っていかなければならないと再確認いたしました。
新たな決意に立つことができた研修会でした。
コロナ禍以降、オンラインでの勉強会ばかりだったのですが、8月1日に久しぶりに自治体DXをテーマとしたリアルなセミナーに参加してきました。
浦安市の目指す「共創のまちづくり」にデジタル技術の活用は必須です。また、官民連携しなければ進められません。自治体DXの取組は、デジタル化することを目的とするのではなく、デジタル化することで、新たな価値を生み出すものでなければなりません。日々、急速にデジタル技術は発展しており、市の課題を解決するための先進事例の取り組みはないか常にアンテナを高くしていなければなりません。
午前中は、デジタル庁参事官より、「マイナンバーカード利活用における取組みと課題、今後の展開」として、105ページの資料を50分間でお聞きしました。デジタル庁から発信される先進事例は、自治体とともに、共創して取り組んだ事業社名の記載があります。マイナンバーカードという同じプラットフォームでも、それぞれの地域によって様々な活用や取り組み方があると改めて勉強になりました。
2コマ目は、榎並利博氏より、「フロントヤード改革と生成AI」として、全体像の話がありました。行政における生成AIの適切な利活用に向けた技術検証の環境整備は、デジタル庁において、今年5月に報告書が出ており、その内容をわかりやすく示してもらいました。
午後からは、長野県松本市、宮崎県都城市、埼玉県深谷市、3市の先進事例を伺いました。
長野県松本市は、市民の幸福度の最大化を目指し、産学官民が連携してデジタルによる地域課題の解決や新たな価値を共創する「デジタルシティ松本」を進めています。
文章は、書いても読まないので行政計画ではなく、市民と共有する価値(バリュー)を決め、固定化、変化ができるように骨太の方針としているとのこと。
行政のデジタル化、フロントヤード改革や、デスクに縛られない働き方改革をはじめ、社会のデジタル化、デジタル人材の育成・サポートとDX推進本部が旗振り役となり進めています。
キャッシュレス決済は、市民の利便性はもとより、職員の事務負担の軽減を図る目的で、全庁的に方針が決まり進めている中で、導入コストを考えたら、無料にした方が良い選択に至った施設もあったそうです。デジタルを目的にしていないエピソードだと思いました。
特に印象的だったのは、スマートフォンやウェブアプリで、子育てクーポンを利用できるようにしたら、紙クーポンの申請が0件となり、クーポン使用枚数も増加。利用者の利便性の向上も図れ、ペーパレスによる印刷コストの軽減。利用統計データの収集・分析が容易になり更なるサービス向上をすることができるように、更には、ポイント付与や給付措置にも対応可能な汎用性の高いプラットフォームとなっているとのことでした。
また、デジタルシティ松本推進機構~DigiMATを組織して、挑戦できる街としてのブランディングや地元企業のDX推進を補助金や推進企業の認定制度で盛り上げています。
さらに、デジタルデバイド対策は、公民館主事30人や地域活動に関心のある市民18人を育成し、公民館等において、「スマホ相談会」を実施。地域主導の取り組みをしています。
松本市は、デジタル技術を駆使して松本市の未来をデザインする庁内の部局横断の有志で研究所としてD-Lab@まつもとを組織していたり、職員が業務効率化について相談出来る場も設定し、ボトムアップ型DXの機運を醸成しているとのことです。
午後2コマ目は、マイナンバーカードの利活用の先進地である都城市です。
今回は、生成AIの取り組みについて話を聞きました。
公務員を取り巻く現状として、採用が難しくなってきていること、さらには、業務が多様化・高度化していることから、業務効率化のツールとして生成AIの検討を令和5年2月から始めています。都城市では、DXチャレンジプロジェクト事業450万の予算があり、この予算内で提案、プロポーザル方式で対応することができるようになっているとのこと。様々先進的に取り組まれてきた官民共創の取り組みの仕組みのようです。しかしながら、議会としては、少し容認できない部分もあることから、今年度からは、業者選定がされた後の報告は議会にするようになったそうです。
都城が採用することになったはモデルは、「ZEVO」
9割の部署で利用が進んでいるとのこと。導入するためには、お昼休み前にメールで活用のためのトピックスなどの発信をしたり、様々工夫をしています。特に企画政策の部署では、100%の利用は理解できるもの、意外に消防職員の利用が高いというのもある意味納得です。使ってみて、生成A Iの特性を理解し、丸ごと受け入れるものではない。プロンプトが大事であることも実際の挨拶文の事例も用いながら示してもらいました。
生成AIの将来ビジョンとしては、様々なシステムのパーツとして組み込まれていくこと。都城市でも、基幹システムのデータを匿名化して分析するBIツールとZEVOの連携を模索中。また、音声対話型の可能性も模索していて、特に、認知症予防サービスとしてマイナンバーカードを活用した市民限定の生成AI音声対話サービスを運用されているとのこと。こちらの取り組みについては、私も研究してみたいと思いました。
3コマ目は、深谷市の取り組みです。フロントヤード改革を、失敗を繰り返しながら、取り組んでいる様子をお聞きすることができました。また、職員の創意工夫で業務効率を上げるためにデジタル化にとりくんいる事例をピックアップし、「深谷市ICT Picks」として広報することで、さらに、庁内全体での取り組みを広げているとのことでした。
事例発表をしてくださったどの職員さんも様々な課題を解決するために、新しいことに挑戦して、大変なことも楽しみながら取り組んでいる様子が印象的でした。
7月31日、産後ドゥーラでもあり、育成と普及に尽力されている梁川先生を浦安市役所にお呼びし勉強会を開催しました。浦安市では、宿泊型やデイでの産後ケアへの取り組みを行なっておりますが、継続して家族を支えていく訪問型産後ケアについては行なっていません。
必要性については、議会で答弁をいただいていますが、進めていくためには、ドゥーラの仕組みを知ってもらいたいと思っての勉強会の開催でした。
私が先生のお話をお聞きするのは、昨年の千葉県女性局の勉強会に引き続き2度目となります。産後のママさんの家庭を何千件も見てきた梁川先生だからこその、迫力と説得力は、圧倒されます。産後ドゥーラという家庭を支えてくれる人材が浦安市に要所要所に居てくれたら、産後ケアだけではなく、ヤングケアラー家庭を支えることにもつながります。
家族が困難を抱え、孤立化した時に、家庭に入り、美味しい栄養の取れる食事と休息を与えてあげることで、家族全部を元気にしていく。それをできるプロが、産後ドゥーラであることを改めて感じました。
7月24日、1年に1回この時期に開催されるSCI-Japanフォーラム。昨年に引き続き、オンライン1日視聴しました。
政府よりデジタル田園都市国会構想が示され、その3本柱「Sustainabiliity」「Well-being」「Innovation」の一つウェルビーイングを高めるためのロジックモデルに活用できる地域幸福度指標。主観指標と客観指標を用いて、ウェルビーイングを可視化することができるものです。
デジタル庁のHPには、それぞれの自治体版のウェルビーイング指標がダッシュボード化されています。
昨年のフォーラムは、概念的な内容でしたが、今年のフォーラムは、具体的に取り組まれている基礎自治体の発表もあり、ダッシュボードのデータの精度も深化していました。
市民との理解を進めていくためにデータを示すということはとても重要です。
浦安市の総合計画のスローガンは「人が輝き躍動するまちうらやす〜全ての市民の幸せのために〜」です。幸せの指標を見える化して高めていく努力をしていく、そんな行政の取り組みが出来るように先進事例を参考に進めていきたいです。
今日は教育民生常任委員会の視察に大和郡山市に来ています。
大和郡山市は、今年市政施行70周年。
織田信長時代に城が築かれた城下町としての栄え、年間約4300万匹を販売している「金魚」のまちということで、金魚という浦安との接点がありることを知り、歴史は違いますが、少し近しい感じがして嬉しく思いました。
視察も目的は、「学びの多様化学校」の取り組みです。
大和郡山市は、20年前から特区認定で、現在の学びの多様化学校「ASU」を先駆的に実施されています。
浦安市も令和7年度から「学びの多様化学校」を青少年館で浦安中学校分教室で実施する予定です。具体な取り組みの観点から様々な質問をさせていただき、有意義な視察をすることができました。
学びの多様化学校の運営をするためには、子どもたち一人ひとりの対応ができる福祉的な視点でのサポート体制が重要であることを改めて認識することができました。
教育民生常任委員会で、視察できましたので、これからの浦安でも取り組みに活かしていきたいと思います。
毎年12月の人権週間に因んで開催されているヒューマンフェスタ。
今年は、会場の都合で1月20日の本日、行われました。
令和5年度の人権啓発のキャッチコピーは
「誰か」のこと じゃない。
です。第1部の市内中学生による人権作文コンテスト優秀作品の朗読は、どれも素晴らしく中学生のストレートな思いに感動し、大人としてこの思いを大事にしなければと気持ちが引き締まります。
第2部の講演は、認定NPO Dialogue for People代表でフォトジャーナリストの佐藤慧さんの「ファインダー越しに見つめる世界ー世界の紛争地、被災地からー」でした。
佐藤さんは、ご自身のご家族の話から、9・11のテロ、シリア、ザンビア、東日本大震災、ウクライナ、能登半島地震等々、世界の何処かで行われている戦争も紛争も、他人事ではなく、知らない事で無関心になっているけれども、私達が考えなけれなならないことがあるのではないかと写真を通して訴えてくださいました。
様々な体験で傷つけられた心を癒していける社会を作っていかなければならないし、どんな理由があっても戦争は起こしてはならない。改めて心に深く刻むことができた講演会でした。