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4月28日に「宮城県立秋保かがやき支援学校」に視察に行ってきました。

リーフレット

特別支援学校小・中学部・高等部、軽度知的障がいの生徒を対象とした高等部産業技術科が併設されている特色を持つ開学3年目の学校です。

仙台駅からバスに乗って30分、到着時間を想定してくださったようで、教頭先生が通りで待っていてくださり、私たちを迎え入れてくださいました。

森と調和している素敵な校舎です。

昔ながらの温泉宿の街並みの中に調和するように建てられた木目を基調とした校舎は、「地域・人・自然とのつながりを最大限に取り入れた学舎」という教育理念にピッタリです。

校舎は、ロの字型になっていて、真ん中には、全校生徒が集える「みんなの庭」があります。

校舎内はどこも採光が取られており明るく広々とした施設整備で、様々な活動ができるようになっていました。

広々とした活動場所

また、建物の随所には様々な工夫がされていました。プロポーザルで事業者提案で設計する方法もあると思いますが、発達の特性に考慮した作りは、その一つ一つが現場の先生方の声を聞いて、業者選定の仕様書に入れ込み作られたそうです。

トイレのドアは介助しやすいように丸く

落ち着ける場所も随所に

色分けされた小・中・高

校舎には、地域の方や一般の方も利用できるカフェ「どまカフェ」があります。

どまカフェのキッチン

産業技術科の生徒の、接客や調理などの実践的な学習の場として、児童生徒の作品の展示や販売など学習成果を発表する場としても利用しています。

どまカフェのランチメニュー

さらに、かがやき支援学校の特徴の一つとして、「地域との連携・交流を取り入れた学習活動」は、コミュニティスクールの枠組みを使って、地元の会社や事業者さんと沢山の連携をしていました。

教頭先生にお話を伺っているだけでも、地元の有名なレストランHACHIのメニューをカフェで提供したり、(もちろん、生徒がレクチャーを受けて調理しています。)

クラフトビールのグレートデーンブリューイングの製造過程で廃材となるモルトを再利用して和紙を作って、ラベルとして利活用してもらったり。

秋保の窯元石神窯との協力や、有名なおはぎを販売している地元のスーパーさいちさんのあんこを製造しあんパンの販売をしたり、地元のお茶屋さんにお茶のたて方のレクチャーをしてもらって販売するなど、さらに、老舗の旅館 左勘さんでも接客などの実地訓練を行わせてもらったりと、地域の方に見守られ、学習活動が行われていることが素晴らしかったです。今年度の活動も5月のコミュニティスクールの会議で決定するとのことでした。教頭先生も地域の方が良くしてくださることに大変感謝をされていました。

また、特に社会に出ていくために必要なスキルを身につけるために、高等部産業技術科の生徒は、寄宿舎が併設されていて、3年間全寮制で生活習慣の定着を目指した実践指導がなされており、集団生活の中で、自立していくようになっています。

学校の特徴の一つである、学部間交流も、同じ校舎であることでし易く、高校生が絵本の読み聞かせをしたり、節分には、中学部の生徒が鬼役で小学校に行ったり、部活動なども少しずつ一緒に実施しているようです。

秋保かがやき支援学校の一貫教育の仕組みは、環境の変化に弱い特性を持つ子どもたちが安心して見通しを持って成長過程を経ていくことにつながっていること、教員間の連携はもとより、保護者も相談がしやすいことが児童生徒の充実した支援につながっているようです。

2時間の予定でしたが、あっという間に過ぎてしまうほど充実した視察となりました。

帰りには、バス停の横にあったスーパーさいちさんに寄らせていただいたのですが、そこで働いているお母様のお子様が、かがやきに通っていらっしゃるとのことで、「素晴らしい学校で安心して通わせもらっている」と仰っていたのが印象的でした。

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浦安市 中村理香子
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