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バックナンバー 2020年 7月

国立がん研究センターは7月29日、子宮頸がんの原因となるヒロパロマーウィルス(H P V)への感染を調べるH P V検診を推奨する「子宮頸がん検診ガイドライン」の改定を発表しました。

先進自治体では既に実証済みのところもあり、また、2018年3月には、公益社団法人日本産婦人科学会からも、子宮頸がん検診に細胞診とH P V検診を併用するメリットが発表されていました。

私も、年間約1万人が罹患し、子宮を摘出や、その後の妊娠のリスクにつながったり、更には、約2800人が亡くなる予防のできるがんである子宮頸がんを無くしたい思いで、より精度が高く検査期間を伸ばすことができるH P V検診を市としても積極的に導入してもらいたいことを議会で訴えてきました。

現在、浦安市の子宮頸がん検診は、「細胞診」のみですが、「H P V検診」を併用することによって、

*「細胞診」で陰性でも一部、前がん病変が潜んでることがわかっていて、「H P V検診」併用で、がんの見逃しをほぼ0にできること。

*「細胞診」で採取した同じ細胞で、H P V検診が可能なので、検診者の負担が少ないこと。

*細胞診とH P V検査が陰性であった場合、次の検診は3年後で良いと推奨されていて、検診の頻度を少なくすることが可能。

というメリットがあり、素人的な考えかもしれませんが、検診をうける側のデメリットはないと思っています。

新型コロナウイルスが今、私たちの生活に大きな影響をもたらしています。H P Vはごくありふれたウィルスで感染しても多くの人は免疫力で1〜2年で消滅しますが、約10%の人は、ウィルス感染が持続し、5〜10年かけて子宮がんへと進行していく可能性があります。予防するためには、免疫をつけるためのワクチン接種がとても重要ですが、現在積極的な接種干渉は行っていないので、検診に力を入れなければなりません。

今回のガイドライン改定で、より受けやすく精度が高い検診となることを願いたいです。

浦安市では、20歳以上の女性に無料の受診券を送付しています。対象の方ぜひ、受診してくださいね!

 

国立研究開発法人国立がん研究センター 子宮頸がん検診ガンドライン

https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2020/0729/index.html

 

公益社団法人日本産婦人科学会

http://www.jsog.or.jp/modules/jsogpolicy/index.php?content_id=4

以前大分県別府市に会派で視察に行って議会で先輩議員が取り上げてくださった「おくやみコーナー」。市民の満足度が高く、日本全国の自治体に導入が進んでいます。

国の方でも導入を推進していて、7月29日に、内閣官房情報通信技術( I T)総合戦略室から、「おくやみコーナー設置自治体支援ナビ」が公開になりました。浦安市も導入するための調査と研究をしていますので、活用しながら早期設置が進むと嬉しいですね。

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浦安市 中村理香子
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