皆さん、DECOって知っていますか?
Desaster Evacuation Coaching=DECO(デコ)直訳すると災害避難指導です。DECOは、各中学校から選ばれた生徒たちが参加する「ふるさとうらやす立志塾」で世界で初めて、8月4日、5日に行われました。
総合防災訓練で、毎年ふるさとうらやす立志塾の研究発表コーナーがあるのですが、そのブースに今年は、DECOを企画した一般社団法人フューチャーラボ、特定非営利団体法人 伊能社中のご担当者がいらして、お話をお聞きすることができました。
DECOの構成メンバーは、災害対応訓練を目的に集まった医療、防災、IT、デジタルマップを使った教育の専門家など、様々な立場の専門家です。iPadの災害対応訓練アプリをはじめ、立志塾で初めて使われる学習ツールもあったようです。ICTを使った仮想体験が、実際の街を舞台にした災害対応訓練をよりリアルに体感しながら実際の教育に活用した生徒たちにとっても学びと気づきの多い体験となったようです。
これを機に、浦安市でもオープンデータの取組を進め、街づくりの起爆剤にしていけるよう支援していきたいです。
9月28日、第3回の総合防災訓練が総合公園で気持ちのよい秋晴れの下、開催されました。
近年、心配されている首都直下型地震だけでなく、集中豪雨や竜巻、火山噴火に至るまで、様々な自然災害が近年起こっています。それぞれの災害の特性とその土地の特性を知り、主体的に判断し行動する訓練と事前の準備を行っておくことは減災という視点で必要です。 総合防災訓練が市民啓発と訓練のきっかけになればと思います。
今回、田村耕作さんが、議会で導入を訴えた「シェイクアウト訓練」が初めて行われました。これは、突然の地震の揺れから身を守るための安全行動123「1ドロップ姿勢を低く保て。2カバー体と頭を守れ。3ホールドオン揺れがおさまるまで待て。」を身につける訓練です。隣の市川市では、この訓練をきっかけに防災・減災について考えるため、3月11日14時に全市的に行っています。今回の訓練で、シェイクアウト訓練に対する市民への周知になったのではないかと思いますので、今後、様々な時間場所での広がりにつながると良いです。
今回、配布された記念の手袋。昨年発表された、首都直下型の被害想定では、1週間分の災害備蓄をうながしていることを受け、「備えよう水・食料最低でも3日分可能な限り一週間分程度」となっています。命を守るため、一人ひとりが災害時の備えについて取り組めるよう私も訴えていきます。
9月23日14時から浦安市文化会館大ホールにて映画「じんじん」が上映されました。この映画は、北海道の旭川市の少し北にある剣淵町を舞台にした映画です。
剣淵町は、絵本の里として有名なところです。町中の大人が、子ども達に読み聞かせをし、絵本の中のような風景が広がる剣淵町の田園風景を町全員で守っています。その街づくりに感動した俳優の大地康雄さんが、この剣淵町を舞台にして親子の絆、地域の絆を描いた笑いあり、涙ありの素敵な映画です。この映画は、スローシネマ方式の映画で、映画館のない所で映画を見ようというコンセプトで上映を全国でおこなっています。多くの人たちに見ていただきたいです。見終わった後、絵本の読み聞かせをしたくなる、そして子どもを愛おしく思えるココロが「じんじん」する映画です。
機会があれば浦安のどこかで又、上映したいです。
このマークは、心臓機能障がい、ぼうこう又は直腸機能障がい、呼吸機能障がい、小腸機能障がい、腎臓機能障がい、免疫機能障がい、肝臓機能障がいの、内部障がい、内部疾患をお持ちの方への理解をしていただこうと生まれました。内臓に障がいがあったとしても外観からは判らないため、電車の中で、学校で、職場で、スーパーで「辛い、しんどい」と声に出せずに我慢し、「若いのに」「あまえて」などの無理解な言葉に傷ついている人がいます。又、このマークをつけていたとしても、認知度が低いために、理解の輪が広がっていきません。そんなお声を公明党の女性党員さんから伺い、3月議会に取り上げました。
ハートプラスマークは、内部障がい者、内部疾患者の方々で作られた特定非営利活動法人ハートプラスの会から生まれました。議会質問をする前に、ハートプラスの会の白井会長にお話しを伺ったのですが、当事者だけでは、病と闘いながらの活動なので、マークの周知活動まで、手が回らないとのお話でした。そこで、浦安市公明党の女性党員さんを中心に、周知活動を兼ねた簡単なアンケートを今年の2月~4月の3か月行うことになりました。アンケート活動を行う中で、このマークを市で配布してほしいとの多くのお声があり、浦安市版ハートプラスマークのストラップを作っていただきました。浦安市の障がい事業課でいただけますので、対象の方はぜひ、いただいてください。これを機に更に、少しでも多くの方に認知と理解を広げていきたいです。
9月3日浦安市健康センターにて、いのちとこころの支援イベント「『関係性で育む生きる力』なぜ、今、関係性」というイベントが開催されました。浦安市は、いのちとこころの支援対策協議会を設置しており、協議会が主催となり年に1回この時期に「いのちとこころの支援イベント」は開かれています。10時から16時まで健康センターで様々な展示コーナー、体験コーナー、相談コーナーが行われており、私は、13時15分からの「若い力がまちをつくる~パネルディスカッション」をメインに参加しました。第1部は、岩室紳也先生の基調講演。岩室先生は、うらやす市民大学の講師もされていて、ぜひ一度お話を伺ってみたかった方です。先生は、ヘルスプロモーション推進センター長としてご活躍されておりますが、今でも週1回、病院での診療を続けているそうです。現場の声を聴くことを大事にしているからです。「誰かに繋がり、関わり、支え合う」ことが心と体の居場所になり、それが健康づくりの基本であり、健康は人との関わりがあることで保てることを様々な視点から教えていただきました。
第2部は、浦安ロケーションボックスの佐原光さん、いちかわ・うらやす若者サポートステーションの栗原隆志さん、浦安商工会議所の髙木行雄さんをパネラーにお迎えをしてのパネルディスカッションです。「地域をつくる・仕事をつくる・人をつくる」活動をそれぞれが行っておられます。質疑応答で、若い男性が、「友好的で活動的な僕でも、ブラック企業と呼ばれるような過酷な仕事によって体を壊し、心を病んでしまうことがあった。どんな人でもそんな危険があることをわかってほしい」と訴えていたことが大変印象的でした。生きづらく感じる人が少なくなるために、多様な居場所つくりが大事です。「一人ひとりが大事にされる浦安市」のために何が必要かを考えさせられたシンポジウムでした。