高額療養費制度の見直し―「患者に寄り添う政治」が問われています
こんにちは。
2026年8月から、高額療養費制度の自己負担上限額が引き上げられることになりました。
高額療養費制度は、医療費が高額になった場合でも、
一定額を超えた自己負担分が軽減される仕組みです。
がんや難病、慢性疾患などで長期にわたり治療を続ける方々にとっては、
安心して治療を受けるための大切な「命綱」とも言える制度です。
実は、この見直しは昨年も政府から示されましたが、
「患者の声を十分に聴いていない」との批判を受け、
参議院で予算案が修正されるという異例の経緯をたどりました。
その後、患者団体を交えた検討が行われることになりましたが、
今年の議論でも負担額の具体的な内容が示されたのは最終段階でした。
患者団体からは「十分な議論が尽くされていない」との声が上がっています。
さらに、今年8月だけでなく来年8月の上限額引き上げまで一体として決められたことについても、
「まずは制度改正の影響を検証すべきではないか」との指摘があります。
制度は財政面だけでなく、患者一人ひとりの生活や命に直結するものです。
だからこそ、丁寧な説明と十分な対話が欠かせません。
6月16日付の公明新聞「主張」では、
政府の進め方について「患者の実情に寄り添っていない」と厳しく指摘しています。
また、公明党は立憲民主党と共同で、患者や当事者の意見を法律上明確に
聴取することなどを盛り込んだ修正案を提出しましたが、残念ながら否決されました。
制度の持続可能性を確保することは重要です。
一方で、治療を必要とする方が経済的な理由で
受診や治療をためらうことがあってはなりません。
制度を見直す際には、数字だけでなく、
患者や家族が置かれている現実にしっかり耳を傾ける姿勢が求められます。
政治に求められるのは、「誰のための制度なのか」という原点を忘れないことです。
私も地方議員として、市民の皆さまの声を丁寧に受け止め、
暮らしと命を守る視点を大切にしながら、現場の声を届ける役割を果たしてまいります。






