救命率の向上へ AEDの屋外設置を要望!
9月26日に第3回定例会が閉会しました。
今定例会で一般質問で取り上げた質問内容をご紹介します。
「救命率の向上」として、AEDに関する質問をいたしました。 いまや、AEDを知らない方の方が少なくなっているのではと思うほど、 公共施設をはじめ、AEDがの設置を目にすることが多いと思います。 そもそも、AEDは医療従事者にしか使用が認められていませんでしたが、 2004年に一般の人も使用できるよう解禁となりました。 20年余り経過した今では、全国に約69万台設置されています。
質問:AEDの設置場所の周知およびAEDの使用法などの講習会の実施状況は? 消防長からは『応急手当講習会や市のホームページ、防災アプリで周知を図り、 AEDの使用法などの講習会は111回開催し、1,085名が受講いたしました』 と回答がありました。
答弁からも本市は、積極的にAEDの使用法などの講習会を開催していることが わかりました。 AEDの設置条件として、「空間的」と「時間的」が重要との指摘がある。 「空間的」とは、現場から片道1分以内に取りに行ける場所で、 概ね300メートルごとに1台の設置が望ましいとされている。
「時間的」とは、利用にあたり時間的な制約がなく、 24時間利用が可能な状態で設置されている。 質問:本市が整備しているAEDの整備状況、また24時間利用可能な設置状況は? 消防長からは『市で整備しているAED318台のうち、24時間使用できるものは、 コンビニエンスストア、消防署などに設置している51台。割合では16%になる』 と回答がありました。
AEDの「空間的」な設置条件については、整備されていますが 24時間利用可能な「時間的」な整備については、拡充の余地があります。
救命率の向上の観点から、また心停止の傷病者がいつ、目の前に現れるかは 誰もが予想できません。 24時間利用可能なAEDの設置数を増やす必要があると考えます。
質問:24時間利用可能なAEDの屋外設置や移設が望ましいと考えるが本市の見解は? 消防長からは『市が整備するAEDについては、適切な維持管理が行えることを前提に、 必要な時に、容易に使用できる利便性が重要であると考えており、今後、屋外を含め、 常に使用できる設置について検討してまいります』 と回答がありました。
私は、前向きな答弁として受けとめました。 今後、AEDの屋外設置を立案し、進めていくなかで、合わせてAED設置デジタルマップ上に 「24時間」利用できる場所のマーキングも要望させていただきました。
また本当に、応急手当講習会を積極的に取り組まれているので、講習会の中で AEDに付属されている「白いタオル」の活用法も講習内容に盛り込むよう要望しました。 理由としては、AEDの利用時に、女性の胸部などプライバシー保護の観点から 「白いタオル」の活用法は大切です。
