2024年(令和6年)10月に行われた衆議院選挙の投票後、市内在住の障がいのある方からご連絡をいただきました。初めての選挙でもあり、少し緊張気味のなか投票所に向かわれたそうです。ご存知の通り、投票所は静かで厳粛な雰囲気なため、緊張が高まり、少しパニック状態になったとのお話でした。『記入を間違ったらどうしよう?』『誰に聞いたらいいのだろう?』などの疑問が不安に変わる連続だったと伺いました。
総務省のホームページには、「障がいのある方に対する投票所での対応例について」と題し、具体例が列挙されていました。
例えば、
・相手の立場に立って、安心感を持たれる応対に努めること
・また、困っている方には進んで声をかけること
・さらに、「ゆっくり」「丁寧に」「繰り返し」相手の意思を確認すること
また、選挙管理委員会にも確認したところ。総務省の対応例に沿って投票所の運営を行なっているとの回答でした。
そんな矢先、公明新聞に、奈良県生駒市の山下議員の取り組みが紹介されていました。取り組み内容としては、高齢者や障がいのある人が投票しやすい環境を整えるため「投票支援カード」と「コミュニケーションボード」を導入したとの記事でした。さらに、クリアファイルを加工して作成した「投票用紙記入補助具」も取り入れ、選挙の投票用紙に自分で記入したいという視覚障がい者を手助けする。投票用紙を挟んで使用し、候補者名を書く部分がくり抜かれて段差になっているため、手で触れればどこに記入すれば良いかが分かる仕組みになっているとのこと。
こうした、奈良県生駒市の山下議員の取り組みを参考にさせていただき、本市でも高齢者や障がいのある方にとって、大切な投票支援になると考え、「投票支援ツール」の導入を求める質問をしました。
選挙管理委員会からは
「誰もが投票しやすい環境の整備として、投票用紙の記入枠を分かりやすく表示した『投票用紙記入補助シート』を次回の選挙で導入する検討をしております。
また『投票支援カード』や『コミュニケーションボード』につきましても、スムーズな投票を支援する手段と認識しております。今後はそれらの支援ツールの導入を含め、さらに誰もが投票しやすい環境の整備に努めてまいりたいと考えております」
との回答がありました。この回答に対して個人的には前向きな回答と捉えています。
「あらためて」にはなりますが、選挙権とは18歳になると、皆の代表を選挙で選ぶことができる権利であり、皆がより良い社会づくりに参加できるように定められた、大切な権利になります。
誰もが投票しやすい環境の整備が充実するよう選挙管理委員会と連携を重ねながら進めていきたいと思います。
参照:奈良県生駒市のホームページ(選挙時の投票支援ツール)
https://www.city.ikoma.lg.jp/0000036526.html

コミュニケーションボード(奈良県生駒市ホームページより)

投票支援カード(奈良県生駒市ホームページより)

投票用紙記名補助具(奈良県生駒市ホームページより)