悩み伝えやすい環境づくりを
政府は、孤独・孤立に関わる相談ダイヤル「#9999」を、きょうの正午から24時間開設する。相談者に支援の手を差し伸べるための取り組みとして注目したい。 相談ダイヤルの開設は、今年7月と8月に続き今回で3回目となり、12月28日から来年1月4日まで4回目が行われる。いずれも試行事業で、結果を踏まえて本格実施をめざす。 通話料や相談料は無料で、電話をかけると18歳以下かどうかを番号で選択するよう促す自動音声が流れた後、支援団体につながる。緊急の対応が必要な場合は、相談者が住む地域の支援団体へ連絡したり、支援団体の関係者が折り返し連絡したりする。
過去2回は、相談内容について、▽孤独・孤立で悩んでいる▽死にたいほどつらい▽生活が困窮している▽DV(身内からの暴力)や性暴力で悩んでいる▽外国語で相談したい――など八つの分野から選択できるようにした。
その結果、2回とも1万件を超える電話があり、分野別では孤独・孤立の悩みに関する相談が最も多かった。このため、今回は孤独・孤立に絞って集中的に相談を受け付ける。
大切なのは、悩みを抱える人が声を上げやすい環境をつくることだ。
政府が今年4月に公表した孤独・孤立問題に関する実態調査では、孤独を「しばしば・常に」感じるとした人のうち8割超が、行政やNPO(民間非営利団体)などからの支援を受けていなかった。支援を必要とする人が24時間いつでも相談できる体制を整備することは重要だ。
公明党は、孤独や孤立の問題がコロナ禍で深刻化したことを受け、1000件を超える実態調査を基に取りまとめた提言を昨年5月に提出し、24時間対応の相談体制などを政府に求めた。相談ダイヤルの試行事業は公明党の主張を踏まえたものだ。
政府は相談ダイヤルの本格実施に向け、協力団体の拡大など支援体制の強化に取り組んでもらいたい。
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このような相談事業をどのようにして、
たくさんの方に周知し、必要を感じる方に
利用していただくことが大切です。
これまでの実施で、実際に相談ダイヤルを利用された方が、どのように相談ダイヤルを知り得たのか?
そのデータがあれば、本格的な導入の際に活用できるのではと考えます。