白血病の治療のひとつに、自分以外の方から骨髄(骨髄液に含まれる造血幹細胞)を提供いただく骨髄移植があります。
血液(白血球)には、感染症から身体を守る免疫機能があります。
免疫には、母親から受け継ぐ自然免疫と感染症に罹患したりワクチンの予防接種により作られた獲得免疫があります。
骨髄移植をするには、移植を受け入れるために、一旦、強い抗がん剤により免疫をアンインストールします。
移植により、新しい造血幹細胞がダウンロードされますが、獲得免疫機能は初期化されており、再度ワクチン接種により、機能をインストールする必要があります。
昔は、麻疹や水疱瘡は罹患する事により免疫を獲得していましたが、今は14種類のワクチンが定期接種として子どものころ無料で接種が受けられます。
骨髄移植後は、再度、ワクチン接種が必要となりますが、定期接種ではなく、任意接種となるため、保健適用もなく、全額自己負担となります。
一回あたり1万から2万円かかり、一種類3回程度の接種が必要で、それが14種類となると気が遠くなる期間とお金がかかります。
また、コロナワクチンの接種も必須のため、接種間隔も考慮すると、何年も接種し続ける事になります。
費用負担の事を考えると、公的補助が必要だと痛感します。子どもの再接種は、公的補助が成立しています。
白血球の治療自体には、健康保健や高額療養費制度があり本当に助かっていると実感しているので、患者として文句は言えないなと思う一方、できれば大人の再接種補助が必要な方もいるので検討いただきたいと思います。











