令和3年度予算要望提出
12月2日 豊山町 鈴木邦尚新町長へ令和3年度の予算要望書を提出しました。いつもは、11月中に提出していましたが、選挙で初当選されてからとてもお忙しく、やっとのこと面会予約が取れました。
以下の18項目の要望を行いました。
1. 災害対応型カップ自販機の設置
災害発生時には、自販機の中の飲み物や湯・水が無償で提供され、薬の服用やアルファ米など調理も可能となる災害対応型カップ自販機を各公共施設(小・中学校・保育園を含む)に設置。併せて液体ミルクを備蓄すること。
2. 自治会加入促進のため「町民参加条例」の制定
自治会への加入率が低下してきた。長野県高森町は、「町民参加条例」制定後、 低下を防いできている。本町も住民・行政が協働して取り組むべきである。
3. 新型コロナウィルス感染症に伴う息の長い支援策を
新型コロナウィルス感染症の影響はまだ続くものと考えられる。商工会と連携した経済対策、高校生・大学生へ給付金で更なる支援を。
4. 積極的にICTを活用し、デジタル化の推進を
デジタル庁が発足される見込みである。豊山町においても遅れることなく推進できるように、チームを編成し取り組むこと。積極的にSNSを活用するとともに、人材の育成を図ること。
5. 読書運動や図書室の充実を
感染症の拡大で図書室の役割が高まっている。安全・安心して本が借りられるよう図書消毒器の設置を。また、読書通帳を作成し読書運動の盛り上げを。
6. 中学生のオンライン交流会を
グラント郡と姉妹都市提携を締結したが、ホームステイ事業などは新型コロナウィルス感染症の影響で難しい状況にある。小中学校へ一人一台タブレットが導入される。それを活用し、中学生のオンラインでの交流を行ってはどうか。
7. 3歳児健診に視覚スクリーニング検査を
子どもの目の機能は6歳位でほぼ完成する。異常の発見が就学頃になると治療が難しくなるため、適切な時期に発見し、治療を開始する必要がある。
3歳児健診はちょうど重要な時期にあたるため、スポットビジョンスクリーナーを使用した屈折検査の実施を求める。
8 特定不妊治療へ町独自の助成を
保険適用外の体外受精や顕微授精は、1回あたり数十万円の費用がかかり何度も繰り返すことが多い。県により助成制度はあるが、回数や年収制限があり助成額も十分とは言えない。上乗せなど、町独自での助成制度を望む。
9. きめ細かな産後うつ対策を
新型コロナウィルス感染症の影響は、妊娠・出産された方は特にはかり知れない。
誰にも相談できず、一人で抱え込む方もいる。産後うつが増加するのではと心配される。妊娠時からの相談体制を充実し、訪問だけでなく近隣市の病院と連携した産後ケア入院制度の創設を。
10. 高齢者のフレイル予防の充実を
新型コロナウィルス感染症の影響で人との関わりや外出が減り、健常から要介護へと移行する方の増加が懸念される。身体的フレイルには、ロコモ予防体操を行っているが、軽度認知障害や社会的孤立、オーラルフレイルの予防が必要と考える。まず、フレイルチェックを行い、施策の充実を。
11.病時・病後時保育の実施
施設・職員等の問題でなかなか実施は困難と思われるが、先進地を参考にして実施の方向で検討を。
12. ワンコインがん検診の導入
新型コロナウィルス感染症の影響で、検診の受診率の低下が心配される。がん検診率向上の施策としてワンコイン(500円)で乳がん・子宮がん検診の実施を。
13. 「心の体温計」「これって認知症?」の導入
パソコンやスマートフォンで、いつでもどこでも心の落ち込みや、認知機能がチェックできる、「心の体温計」(北名古屋市では導入ずみ)や「これって認知症?」(認知症簡易チェックシステム)を導入してはどうか。
14. ゲートキーパー養成講座
外出自粛の影響か、うつ病に陥る方が増えてきている。うつ病の方に間違った対応をすれば自殺につながる。対応の仕方を学ぶ、ゲートキーパーの養成講座を、職員だけでなく住民の方への講座開催を望む。
15. 代読・代筆支援員養成講座
視覚障がい者だけでなく、高齢になると目が不自由になる方も多い。読み書き支援の必要性が高まっている。支援員の育成に、代読・代筆支援員養成講座の開催を。
16. 年金生活者に介護保険料が重くのしかかる。段階分けの細分化で負担軽減を
世帯での介護保険料が、年金生活者にとって厳しいとの声をいただいた。所得の段階をもう少し細分化できないか。
17. 祖父母手帳の発行を
子育てを手助けする祖父母も多い。昔の習慣と違い戸惑い、どこまで助言をしたらよいか迷っている祖父母がいる。祖父母も参考になる手帳の発行を
18. 町内巡回コミュニティバスを
高齢者が、買い物や病院へ自分で行けるように町内巡回バス(ワゴン)の実施を。