総務文教委員会視察報告
大変久しぶりにHPのブログを更新しました。京都の精華町への視察は大変勉強になりました。今回の視察は、総務文教常任委員会の視察ですが、議会活性化も含まれるため、豊山町議会議員10人全員で伺いました。翌日に、福祉建設委員会の視察を奈良県生駒市で行いました。(私は、公務があったため日帰りにて帰宅)
豊山町では原則として視察は日帰りなのですが、今回は、一泊での視察研修となりました。どうしても、同じ町議会としての勉強を精華町へ行きたいとのことで、行いました。全員で行ってよかったと思います。みなさんかなり、刺激を受けその後の夕食でも委員同士、今後の議会について有意義な話が出来たと思います。
次年度の予算は、また日帰りの予算しか組んでいませんが、(今回の視察の検証が済む前に予算要望が終わったため)今回の視察で、議員からはもう少し行き先を選択できると良いとの意見を受けました。以下、私の視察報告書です。
日時 令和2年2月6日㈭
場所 京都府精華町
内容 議会活性化、事務事業評価制度について
同じ町議会で議会活性化に積極的に取り組まれている精華町で、議会活性化の取り組みを伺った。議会基本条例を平成22年に1月1日に施行、目的は「開かれた議会」の実現。そのため4つの柱で精華町の持続的で豊かな町づくりに寄与する。4つの柱とは 1.町民参加・町民との協同 2、情報公開・説明責任 3、議会権能の発揮 4、政策提言・提案とされた。
事務事業評価を、委員会や会派で話し合い7つ抽出し行い、委員会の意見を付し政策提言・提案を行っている。評価は、⑴必要性⑵公共性⑶費用対効果⑷成果の4つの観点から総合点を付ける。そして、委員会の評価、評価理由、提案を行っているとのこと。評価にあたっては、住民目線や議員の共通認識を大切にしておられるとのこと。議会側が積極的な意見を持つことで、行政も変化してきたと、住民にとっての監視機能にもなっていると思うと結ばれた。
豊山町でも、事務事業評価を取り入れて、委員間討議を行い、政策提言・提案を行っていきたいと思ったが、とにかく、何から手を付けたらよいのか分からないほど、レベルの違いを大いに感じた。意見交換の時に、豊山町の5人での委員会活動や予算決算を分割して委員会に付託するのは問題なのではと意見をいただいた。豊山町議会でも同じ問題意識があったので、まずは、そこから改善していかなくてはと思った。
精華町では、自分の勉強になるからと議会運営委員会の皆さまが全員で迎えてくださった。議会運営委員長からは豊山町のことも詳しく調べてくださり、迎えてくださった。本当の感謝である。議員の姿勢も大いに見習いたいと思った。