夏季議員研修会
おばあちゃんたちの孫講座
8月29日 午前10時から豊山町女性の会の青少年育成事業が行われた。~おばあちゃんたちの孫講座~ 講師は愛知江南短期大学の笹瀬ひと美先生。子どもの育ちも昔と随分変わってきている。子どもたちの環境もお母さんの環境も様変わりしている。今の妊婦さんは鉄不足で、子供の寝返りも遅くなってきている。それなのに、母乳で育てましょう、という保育本が氾濫している。子どもも鉄不足??
0歳からの運動で脳の発達にいい結果が出ている。脳科学での研究が進んでいるところである。0歳児にも、我慢させましょう!(数秒、目を見て) おばあちゃんたちは、孫が泣いたらすぐ手を出しませんか?少し泣かせましょう!今の子供、泣かせないようにしすぎるのか、腹筋が足りない子供が多い。ハイハイもたくさんしましょう。手先の器用さや、首が上がり咀嚼力にもかかわってきます。靴下も脱がせることで、蹴る動作をおぼえます。今の子供は、ジャンプも上手でない子がいる、1歳半くらいには、つまさき立ちがとてもいいです。こう話すと、皆さん必死に子供にやらせようとしますが、子供が嫌にならない程度に、楽しくやりましょう。
まだまだ、たくさんお話を聞きましたが、あっという間に時間が過ぎました。納得する話ばかりで、とても勉強になりました。愛知江南短期大学では、子育て支援室も開講しているとのこと、豊山町でもやってほしいなあ。いや、豊山町だけでは、もったいないかも!笹瀬ひと美先生、素晴らしいです!国会議員の皆さん、県会議員の皆さんをお誘いすればよかった(-_-;)
愛知県町村議会広報研修会
8月21日午後1時30分より、アイリス愛知にて第28回愛知県町村議会広報研修会が開催され、広報編集委員5人で参加しました。講師は議会広報サポーターの芳野政明氏。議会報の基本と編集技術、議会報クリニックの講演でした。16町村と参加希望された9市の約160人で会場はいっぱい。
まず、議会報は住民に読まれてますか。伝わってますか。と投げかけられ、読み手の立場に立ち、読みやすいわかりやすい広報を、ほとんどの自治体で議会広報を出しているが、それは、伝えてはいるが、住民には伝わっていないのではないか。議会広報は、住民と情報を共有、つながりを実感できるツールに、と話された。具体例を挙げ、字ばかりの広報と、どちらが読みやすいか…一目瞭然でした(^_^;)
帰りの車の中で、早速編集会議? 委員各々がいろいろな意見を出して、他町の良いところはどんどん取り入れようと、次回より構成も変えようかなどなど、まとめる委員長は大変そうでした。今回の研修が生かされるよう、広報づくり、頑張ってまいります!
自転車シミュレーター
8月19日 春日井市役所へ小牧市の稲垣衿子議員と北名古屋市のまみや文枝議員とうかがった。9月議会に自転車の安全対策、マナー等向上についての質問をしたいと考えている。春日井市には、自転車シミュレーターがあると聞き、体験をさせてもらいました。
研修機器は、ホンダ製。民間団体からの寄贈されたもので、27年5月に研修ソフトを好感したとのこと。これにより、普段の運転での危険予知、気づき、日々のトレーニングに活用しているとのこと。早速、体験させていただいた。
機会になれに性もあると思うが、私は事故をたくさん起こしてしまいました。どんなところに危険が隠れているのか、自分も普段の運転に不注意が多いことも分かりました。
この機器は、愛知県にもあり、貸し出しもしているとのこと。6月に道路交通法が改正されたタイミングでの啓発活動に、とてもなるのではないかと思います。ただ、担当者の方は自転車の運転マナー等は、皆さん、知ってはいるので、安全運転教室などにはあまり人は集まらないのではと、話して見えました。春日井市は、イベントなどに押しかけて、広く市民の方に声をかけているそうです。やはり、地道な運動しかないですね。
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平成27年度 第1回「市町村議会議員特別セミナー」に参加
8月3日4日 「市町村議会議員特別セミナー」を受講しました。全国より280人の参加。テーマが地域包括ケアシステムや地域福祉とコミュニティ創生など、今までになくたくさんの女性議員が見えていてうれしかったです。そしてたくさんのフェイスブックでのお友達にも会えました。内容は、報告書を転記します。
日時 平成27年8月3日(月) ~4日(火)
場所 全国市町村国際文化研修所(国際文化アカデミー)
滋賀県大津市唐崎二丁目13番1号
名称 平成27年度第1回「市町村議会議員特別セミナー」
第1日目
講義 なぜ地域包括ケアシステムなのか
東京大学名誉教授 大森 彌 氏
講義 三鷹市が進める協働による地域福祉とコミュニティ創生
東京都三鷹市長 清原 慶子氏
第2日目
講義 チャイルドプア~子どもの貧困から見えてきたこと~
NHK放送番組ディレクター 新井 直之氏
講義 知的障害者に導かれた企業経営から皆働社会実現への提言
日本理化学工業株式会社会長 大山 泰弘氏
1日目、大森彌氏の講義では、これからの社会保障制度は「地域」が要となる。とうとう政府は「人口政策」に踏み切った。人口減少に歯止めをかけ東京一極集中を防ぐ「まち・ひと・しごと創生法」である。社会保障も高齢者の措置制度から利用制度の介護保険と変わったが、この度の介護保険改正では国が主体となるのではなく、地域が主体となってみんなで支えあい、個人の自立支援をしていく、これが出発点である。生き生きしている方が多い町は医療費が少ない。健康長寿の社会を作っていくしかない。「きょうようときょういく」(今日、用事がある。今日、行くところがある。)である。居場所と出番があること、3人以上と会話し自分のできることをする、これをどうやって作っていくかは各自治体の問題である。地域の成り立ちが違うので、他の地域のまねをしてもダメ、コミュニティ、地域の問題だからである。また、プライバシーは一定以上共有しなければ、コミュニティは出来ない。鹿児島の徳之島では、地域の高齢者が「敬老金」を子どものために使ってほしいと辞退をされた。社会保障費も子供へと転換するべきではないか。など、地域全体で考えなければならない。
次に、三鷹市長の清原慶子氏の講義。地方創生にはコミュニティ創生が重要不可欠な要素である。市町村が目指すのは「住民本位」の地域づくりである。<住民参加>と<民学産公の協働>をいかに実現していくかが課題。三鷹市は、市内7つのコミュニティ住区それぞれに7つの住民協議会がコミュニティ・センターを管理運営している。そこをもとに、健康づくり推進行政委員を委嘱。従来の行政主導からコミュニティ主導型へと方向転換した。また、住民協議会を基盤とした「地域ケアネットワーク」を展開している。医師、医療関係者との顔の見える関係を作れないかと、高齢者介護を中心とした多職種連携の推進をはかった。平成25年2月、交流会を実施。医師・歯科医師・薬剤師・病院の相談員・訪問看護師・地域包括支援センター職員・ケアマネジャー・高齢者支援員の計110人が参加した。現在も意見交換会を継続している。
これからは、地域福祉を協働で進めなければならない。少子化対策、母子、父子施策、長寿化施策、障がい者施策など、格差策の関連性が増大する。専門家の多様な担い手の確保が必要となるのではないか。そこに、地域の力を、共助の必要性を感じる。
2日目、NHKディレクターの新井直之氏の講義。現場で取材し番組を作っているので非常に説得力があった。子どもの相対的貧困率は16.3%。子どもの6人に1人であり、過去最悪を更新した。深刻なのはひとり親家庭、特に母子家庭である。背景に女性の貧困がある。ひとつの不運が、次の不運を呼び、貧困から這い上がれなくなる。親は人とのかかわりを拒絶、もしくは余裕がない。子どもは川の岩陰でおぼれた状態。近所の人や行政、学校は家庭の経済的な問題なので、踏み込みづらい。権限がない。子どもたちは、経済的我慢を重ね、自己肯定感・自尊心を失っている。成功体験もなく、将来の夢を持てないでいる。
教育と福祉、地域をつなぐ役割、セーフティネットを作ることが必要である。根が深い問題であるが、出来るだけ早い支援を希望する。
最後は、日本理化学の大山泰弘氏の講義。従業員80人のうち60人の知的障がい者を雇用している。その半数が重度の知的障がい者である。計算ができない。文字が読めない。色を分けした容器にして、時間を図るのは砂時計にした。安心して、褒めてあげれば段取りができた。班長制度も作った。ルールを守り、他の人に教えてあげられる人を班長に。もっと役に立つようになりたいと、自己実現できるようになった。知的障がい者でも、人の役の立ち、グループホームで自立した生活が送れている。「働く」とは人の役に立つこと。そのために一生懸命頑張れば、みんなに応援してもらえる。そのことを知的障がい者に教えてもらったのですと。
とても充実した研修であった。たくさんの施策のヒントをいただいたので、これからの活動に生かしていきたい。