大府市保健センターへ
5月28日 近隣の公明女性議員5名で大府市保健センターへうかがった。大府市では、発達障害のアセスメントツールを1歳6か月健診と3歳児健診で導入している。
導入の背景、平成16年12月に発達障害者支援法の施行を受け、また、知的な遅れを伴わない高機能自閉症スペクトラム児がスルーされたことを受け、早期発見、早期支援が重要であると!
1歳6か月健診でM-CHATを3歳児健診ではPARS、集団遊び、を導入。精神発達において要観察となった児の発現率の伸びを見ると、今までスルーされがちな児に対しての効果があったと注目しているところであるとのこと。健診を行うだけでなく、その後のフォロー体制が重要と考え、「親子育成支援教室ジョイジョイ」を平成20年度より開始している。
アセスメントツール導入に対する評価はスタッフが共通した基準で、客観的に子供が評価できる。数値で提示できるため保護者の間で課題が共有しやすく、事後フォローにつなげやすい。新たな課題として、一人あたりの健診時間が増加する。要観察児も増え、事後フォローの負担も増加する。総合評価は、相応の負担を伴うが、発達障害が気になる児の早期発見および支援に対し、事後フォローの場と支援の提供が一体となることで効果を発揮する。住民にとって(保護者)有益であるとの結論であった。
また、5歳児健診での発達障害を見つけることについて聞いてみましたが、やはり、早期発見して早期支援すればということで、大府市では必要性はあまり感じないとのこと。3歳児健診での導入が良いのでしょうか?
午後からは、大府市子どもステーションにも伺い、「親子育成支援事業ジョイジョイ」の話を聞かせてもらいました。充実した研修や各クルーとの情報共有など、子育て支援に対する大変熱いものを感じました。人を育てるのはやはり人なのだと感じました。