視察研修その②
午後は、名古屋大学減災館へ。10月28日は濃尾地震が起きた日。1階、ギャラリーの展示は濃尾地震の特集でした。跡形もなく倒れた屋敷、火事…写真や資料ですが、先人たちは何を伝えようとしたか、その声に耳を傾けなければ!
2階、ギャラリートーク。名古屋大学の長江拓也工学博士の話。阪神淡路大震災での学校の写真。4階建の建物が、まるまる1階がつぶれ3階建てのようになった。朝早くの地震で、児童がいなかったため、被害はなかったが、これを機に学校の耐震化がすすめられた。
実験結果では、1970年代の建物では大きな揺れで中のコンクリートがスカスカになり、つぶれてしまう危険が大きい。(先生は1981年が境目ともおっしゃった。)学校は、どんどん進められたが、公的建物以外にも広げることが急務である。超高層建物は、約2500棟ある。1棟で数千人の人がいるので、たとえ1棟でも被害は大きい。振動による揺れも大きくなる。中の者が非常に大きく揺れる。それも3分ほど(@_@;)
骨組みに加えて室内の止めも必要である。やってあるだろうか?
まだまだ、ゆっくり話が聞きたいところだったが、豊山町議会で減災館の入場者、10000人目となり、記念のセレモニーに出席することに…
テレビも来ていて、ビックリでした。講義中の福和先生も来て下さり、お祝いしてくださいました。豊山町に講演に来て下さったことも覚えて見えて、鈴木町長にもよろしくと、声をかけてくださいました。また、地盤も固く活断層もない豊山町に、ぜひ、広域防災拠点を作ってくださいと言われました。ぜひ、町長に伝えねば!!
総務文教委員会視察研修
10月28日 総務文教委員会の視察研修でした。研修先は尾張旭市立図書館、名古屋大学減災研究センター。
午前、尾張旭市立図書館へ、7月に「あさぴーこども読書通帳」を取り入れてからの登録者数がかなり増えているとのこと。取り入れた目的は、それまでは、貸し出し数は年々伸ばしてきていたが、平成23年度以降は下降傾向が改善されず、年齢別の統計で、0歳~6歳、30歳~39歳のかたの減少率が大きかった。幼少期とその父母の年代と思われる。スマートフォンの普及も大きな原因だと考えられる。幼少期における読書習慣は、その後、本とのかかわりに少なからず影響を及ぼします。児童を対象に、自分で読んだ本の題名を「あさぴー子ども読書通帳」に記録してもらい、読書に対する動機づけを行い、児童の読書習慣に結び付け、親子で図書館へ足を運んでもらおうというものです。
予算的にも地域の「せとしん地域振興協力基金」を活用し予算立てを行った。配布対象者は、市内に住む小学生以下の方。利用者の声として「記録が残るのがうれしい。」「もっとたくさん読もうというやる気が起こる。」「気に入った作者の他の本や、シリーズで読み漏れた本をチェックできる。」「友達におもしるかったよと、教えてあげることが出来る。」など。
読書推進計画のアンケートで読み聞かせがあまりできない、という親が多かった。読み聞かせの動機づけにもなればと思っているとのことでした。
豊山町も年々、貸し出し数が減少しています。私は、読書離れに対する危機感を持っています。本は豊かな心の形成に重要なものです。とても参考になる取り組みだと思いました。
豊山町総合福祉センターさざんか 利用者説明会
27年度より 社会福祉法人「檸檬会」による指定管理になる総合福祉センターの利用者説明会が行われました。なかよし会利用者、コミュニティ・児童館利用者向けの説明会でした。
放課後児童クラブ室新栄なかよし会の変更点は、現在、2階で指導を行っているが、利用部屋は1階になります。(現在改装中) 土曜日も新栄なかよし会での単独指導を行います。(今までは、志水なかよし会での集中指導) 対象児童は、小学3年生までですが、法律の改正があり対象年齢を拡充する方向で検討中です。開会時間、利用料などは現行通りです。すでに、指導員も4人経験者が内定しているとのこと、土曜日に遠くの志水なかよし会まで連れて行かなくてもよいので、お母様方の負担が少し減るのではないでしょうか。
この改装に伴い、福祉コミュニティセンターに変更があります。多目的休養室、会議室は廃止します。
児童室1(現行 多目的室)の利用が出来ます。
月曜日から土曜日 午後7時00分~午後10時00分
日曜日、休日 午前9時00分~午後10時00分
浴室 月曜日から木曜日 午前11時30分~午後1時00分
(金曜日及び午後の入浴はありません)
このように変更となります。保育園児が増え、教室を増室したためです。よろしくお願いいたします。
豊山町表彰式
石田流芸術展
第4次総合計画後期計画について
10月8日 第12回全員協議会にて、第4次総合計画後期計画について当局より説明を受けた。平成22年から第4次総合計画が始まっているが、中間年での見直しの結果、計画の想定を上回る人口の増加、愛知県による民間航空機の生産・整備拠点の進展、東日本大震災の発災や南海トラフ巨大地震の被害想定の見直しによる減災対策の必要性、県営名古屋空港利用者の増加傾向、町民・事業所のニーズ:公共交通の充実、生活道路や歩道の整備という背景があり計画を変更するものであるとの説明であった。
町民討議会での意見も取り入れ、審議会にも答申をいただいているとのこと、来年4月からの実施となる。町民・事業所の意識調査結果でどちらも満足度が向上していて、良かったと思う。課題は、公共交通の充実だろうか。
計画書(案)、これからじっくり読み込みます!!
デイサービスセンター『しらゆりの里豊山』を訪問
豊山町の施設で初めて、ストレッチ・筋力増強の運動療法器具「レッドコード」を導入されたと聞き、デイサービスセンター『しらゆりの里豊山』を訪問させていただきました。
ストレッチ・筋力増強の運動療法「レッドコード」の発祥国はノルウェーで、広くリハビリ病院に浸透しているそうです。「レッドコード」の効果は、それぞれ残された筋力を呼び起こしたり、バランス感覚が養われたりします。太もも、筋肉、腰などのリラクゼーション、さらに腰痛・転倒予防にも効果があります。イスや車イスに座りながら、無理のない方法で運動することもできます。『しらゆりの里豊山』では、可動域を広げて拘縮予防。体幹を鍛えて腰痛予防、足を鍛えて転倒予防を目的に導入されました。
9月20日に導入されたばかりですが、すでに効果を実感されている様子!私も体験させていただきました。背中や脇が伸びてなかなかいい感じでした。『しらゆりの里豊山』ではなるべく毎日、運動を取り入れているとのこと。やはり、運動をして筋力をつけ、転倒防止が重要ですね!ロコモティブシンドロームにも効果があるのではないでしょうか。
訪問させていただいた日は、なんと、秋の大運動会の日でした。皆さん、とても楽しそうに玉入れや棒倒しをしておられました。お忙しい中、見学させていただきありがとうございました。