きたなごや健康セミナー
6月29日 「からだ・こころ・まちの健康」きたなごや健康セミナーに参加しました。オープニングイベントでは、地元合唱団「カントル」による素敵な歌声で心の癒し。長瀬北名古屋市長のあいさつの後、包括連携協定を結んだ(株)ポッカサッポロフード&ビバレッジよりキレートレモンの贈呈式。(特定検診を受けられた方に、キレートレモンというジュースがいただける。毎日、レモン一個分のクエン酸をとると、メタボの数値や血圧が下がった調査結果がある!)そして、ウォーキング、ラジオ体操精勤の方への表彰がありました。
企業と連携して特定検診の受診率を上げようとする試みは素晴らしいですね。結果がどうなるか気になります。
それから講演、ロコモティブシンドロームセミナー 講師中京大学湯浅景元教授 健康食育セミナーの講師は「高校生レストラン」で有名な三重県立相可高校の村林新吾教諭。どちらも聞きたかったですが、同じ時間に行われる… 迷いながらも食育セミナーに参加しました。
全国的にも珍しい食物調理科がある相可高校に赴任した村林先生。やんちゃな生徒はいない、おとなしい子供ばかりだが、自分から何かするということはない生徒たちであった。全国のコンクールで優勝をした。そのあとは、地元に貢献したいと地元のイベントに参加して料理を作ったら、ものすごく好評だった。行政の手助けもあり、子供たちに料理を作るだけでなく、接客も教えたかった。今の子供には、言葉遣いを教える場がない、現実の社会に出る前に教えたい気持ちで、「まごの店」を作った。
『高校生レストランを作って10年、一度も赤字を出したことがない。なぜなら人件費がかからないから…(笑) 生徒たちは朝6時からお湯を沸かしてダシを取るところから始める。ごぼうはごぼうの味が、たけのこはたけのこの味がします。野菜嫌いのお子様でも、ここに来るとおいしそうに野菜を食べてくれる。粉末のダシを入れるだけではなく、一から手をかけて作っています。この10年、ぶれていません。これからも、ぶれません。
食育、体にいいものを食べないといけない、ということではなく、楽しんで食べることが大切だと思います。たまには、トンカツも食べてもいいんですよ。ご飯を食べながら会話も進みますよね。自分も、大学へ行くのか、将来どうするのか、重たい話も父と食卓でした思い出があります。』
楽しんで食事をすることと、ダシで素材の味を生かすことが大切だと教わりました。
とてもためになる話でしたが、湯浅教授の話も聞きたっかったな~ 有名人を二人も同時に講師に迎えるのは、予算としては少しもったいない気がしました。心の健康も副題に入っているのに、せっかくはじめられた「こころの体温計」の紹介がないのも残念でした。