特別セミナー参加!
1月15日16日と千葉にある市町村アカデミーの特別セミナーに参加しました。初日は、どうなる日本経済・地域経済と題してNTTデータ経営研究所所長 斉藤精一郎氏の講演、今、政権交代により株価が一時的に上がっているが、長い長いデフレにより日本は相変わらず経営者に元気がない、決断ができないでいる。日本の貯蓄率、以前は25%ほどあったものが、今は3~4%、明らかに日本のマーケットは小さくなってきている。経常収支が赤字になるのではないか、これからは中小企業も海外投資、デジタル化、個別カスタム化の時代になる。
2時間目、読売新聞(政治部)伊藤俊行氏の講演。当初、橋本五郎氏の講演でしたが、已むおえない事情でこれなくなったと、非常に残念。伊藤氏からは、今回の衆議院選をどう見るか、まことに興味深い話であった。戦後最低の投票率、政治不信より政党不信が大きかったのでは、12政党乱立、政党がたくさんありすぎ、有権者は選べない、5~6くらいが選びやすいと、今は要件を満たせば簡単に党を作り政党助成金がもらえてしまう、反○○という何かに反対して党が出来てしまう、これは、政党としてはどうなんだろう!と発言しておられました。
2日目、議会改革について法政大学の廣瀬克哉氏の話やパネルヂィスカッション。議会不要論があがる中、議会改革に真剣に取り組もうと、定員が100名のところ300名以上の方が見えていました。議会の見える化をもっとやらなければならない。住民の目に見えていない現状、イメージに基づく議会不信には何よりも現実を知ってもらう以外にない。地方自治は、住民自治である。国の出先機関ではなく自立した対等な関係である。住民自治を確立するために議会があると思っている。多様な住民の意見の集約、その間で議論をする、最後は意思を決定しなくてはならない、そのための議会であり、議会があるから課題が見えてくる。
現実は、住民の注目度は高くなく、報告会の参加者もだんだん減少し固定化するようですが、議会が頑張ることで良い方向に進んでいるのだと実感してもらうことが大切なのではないでしょうか。




