このオジサンは、何をしていると思いますか w
これは著書『ユーザビリティエンジニアリング』で有名な樽本徹也先生の読書会に参加した時の一場面。
「監督と役者」というワークショップで、初めてロウリュを体験した方(監督)の指示に従って、その場面を私(役者)が演じているところです。
妻からは「めっちゃ楽しそうw」と言われましたが、ロウリュの熱波を浴びて「熱い!熱い!」しているの図です。
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以下は解説なしの専門用語が続きます。ご興味ある方はお読みいただければと思います。
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私の前職はマーケターで、インタビュールームのガラス越しでモデレーターにイライラするグルインに耐えかねて、自分でインタビューするようになった変わり種でして…
議員をさせて頂く直前は、戦略コンサルの小川政信先生直伝 N=1 のコンジョイント分析と One on One のデプスインタビューを併用したリサーチを武器に戦略立案や商品開発をやっていました。
しかし、退職後はコンジョイントで使っていたSPSS独特のアウトプットの旧バージョンが販売終了で手に入らず、せっかく身に付けた武器も使えないと途方に暮れていた頃…私の目に止まったのが UX やデザイン思考でした。
SIer にいたこともあるのでシステムは全く分からない訳ではないし、エスノグラフィーも含めリサーチはマーケの頃に一通りやっていてKJ法にも馴染みがあったので、持続可能な社会保障の仕組みづくりに UX やデザイン思考が使えるのではないか!という壮大な野望wを持って、樽本先生やFB友達でもある森山明宏先生等のセミナーに参加させて頂いております。
(ちなみにお名前を上げさせて頂いているコンサルの先生方は、私の政治思想・信条や政治活動とは全くの無関係です)
…っで、今回の読書会は本当に本当に良かったです。
テーマは「共感」。
スティーブ・ポーチガル著『ユーザーインタビューをはじめよう』が課題図書でした。
マーケのインタビューでは、ニーズやインサイトを突き止めようとして「それはなぜ?」を繰り返すうちに哲学的、観念的になっちゃうこともあるのですが、UXやデザイン思考は行動・経験にフォーカスしてインタビューを進めていくので、とてもスッキリしています。
また、今回特に勉強になったのが、シンパシーとエンパシーの違い。
「そうそう!」「わかる!」のシンパシーでは理解できない文化や価値観に対しては、「へぇー」「なるほどー」のエンパシーによる理解が必要とのこと。
投稿した写真の「監督と役者」ワークショップは、相手を理解するために根掘り葉掘り聞くことで情景が見えてくる「 feel inside 」を経験するものでした。
(私もホントにサウナ室が見えましたw)
また読書会で樽本先生が紹介してくださった『「物乞い」の行為をデザインする』事例は非常に示唆深かったです。
「ストリート雑誌も売ってたんだけどね。物乞いをするより恥ずかしいと感じたんだ。」
…この路上生活者の声をシンパシーで理解したら、お説教してしまうところ、エンパシーで理解したので事例に示されている「ストリート・ディベート」というモデルが生まれたんだとの樽本先生の解説は、私に寄せられている様々な相談への自身の姿勢を見直すキッカケにもなりました。
ホント、とにかく良かったです。
出来れば UX だけでなく、アジャイルやスクラムなんかも政治(行政)の分野に応用出来るのではないかと興味津々なんですが、そもそも「あなたは一体、何屋さんなの?」と自分自身でツッコミを入れてしまう程なので、これ以上は控えます…
