市議案第8号 令和8年度豊中市一般会計予算につきまして、公明党豊中市議会議員団を代表し、賛成の立場から討論を行います。
本予算は市長選挙を控えた骨格予算としての編成ですが、重点施策や継続事業を着実に推進する内容となっており、市民生活を支えつつ、将来への布石を打つ予算であると評価します。
まず、市税収入が過去最高となる見込みである一方で、市債残高の着実な減少や基金の確保など、将来世代に過度な負担を残さない財政運営が進められている点を評価したいと思います。
次に、本予算の柱である4つの重点事項について。
第一に、「子育て世帯が住み続けたいまち」の実現についてです。
子ども政策に投資を集中し、切れ目のない支援を推進している点は、本市の将来を見据えた重要な取り組みです。
とりわけ、
・庄内よつば学園の開園をはじめ、
・小学校給食の無償化
・待機児童解消に向けた保育定員の拡大
・放課後こどもクラブの拡充
・相談・支援が必要な子どもの居場所を全中学校区へ展開
など、子育て家庭に寄り添った施策は高く評価したいと思います。
第二に、「暮らしの舞台を次のステージへ」です。
都市の魅力向上に向け、
・豊中つばさ公園「ma-zika」の整備
・千里中央地区の再整備
・ふれあい緑地や豊島公園の再整備
など、「選ばれるまち」へ進化させる取り組みが着実に進められています。
また、乗合タクシー「Mina Notte」のエリア拡大は、高齢者の移動支援に資するものであり、今後のさらなる利便性向上を期待します。
第三に、「投資を呼び込み、新たな価値を創出」です。
大阪大学との連携によるスタートアップ支援や、企業立地促進制度の推進は、本市の成長力を高める重要な施策であり、地域経済の活性化につながるものとして期待します。
第四に、「新たな価値を生み出す変革の推進」です。
DXの推進による行政サービスの向上、
「書かない窓口」やクラウド化の推進、
さらには衛星技術を活用したインフラ管理など、
従来の枠を超えた取り組みは大いに期待します。
また、内部統制の強化についても、これまでの課題を踏まえた再発防止策として着実な実行を求めるものです。
次に、本予算案審議を通して感じることについて申し述べ、要望したいと思います。
事業の計画において、スパンの長い計画は進捗が遅れるとその間に社会状況が変わってしまいます。一般的に行政は社会が変化しても計画にこだわり一度立てた計画を修正しない傾向があります。今回の予算案で本市は社会状況の変化に対応していこうという試みが垣間見れました。例えば、市内における在宅介護、地域医療が10年前と比べ定着化してきている上、サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホーム等も増えて老人ホームの需要に変化が見られます。また、介護人材の確保が大きな課題となっています。このような社会状況の変化を踏まえ、永寿園とよなかについて、市民のセーフティネットを確保しつつ、地域密着型を広域型施設にして入所枠を拡充し、民間の専門性、柔軟性を取り入れ施設運営を改善しようとする事業提案となっています。このような社会の変化をとらえ、この先ますます厳しさを増す介護環境を考え、従前の計画にこだわらず、今何をしなければならないかを考え提案を出してきた姿勢を評価したい。創る改革の考えを具現化した事業提案とも言えるでしょう。ただ、今までにない取り組みについては、様々な意見がありますので、今後も議会で議論を尽くし、行政としての説明責任を果たすよう努めていただきたいと要望します。
また、地域住民の意見を聞くことも意識をしていただいているようです。例えば、学校や図書館、介護予防センターの建て替えや活用方法の見直しについても、住民の意見を今までより聞いていただいていると感じます。行政が意思を持って立てた事業計画を住民にていねいに説明し、その際聴いた、住民の声を大切に活かしていくという取り組みは続けていただきたい。
そして、さらに豊中市をよりよいまちに、誰もが住み続けられまちにしていく努力をしていただきたい。
最後に、市政施行90周年記念事業においても、市民の皆様に喜んでいただけるよう、また本市の発展を感じさせる取り組みとしていただきたいと要望します。
公明党豊中市議会議員団としても、市民のために市政の発展のために仕事をしていくことを申し添え、本予算案に賛成の討論とさせていただきます。ありがとうございました。
2026年3月定例会 当初予算案賛成討論より