質問)
少額の随意契約の調査についてお尋ねします。
6月定例会で他の会派から質問のあった少額の随意契約について、徹底した調査を行うという答弁でした。前回の本会議答弁の内容を鑑みて、緊急を要する修繕だったのか、担当課の裁量の範囲だったのか、また、答弁にはありませんでしたが、担当課が数社の見積もりを用意することがあったのか、これらのことを踏まえて調査の状況をお聞かせください。
答弁)
調査は全部局を対象に、調査対象年度を令和2年度から令和6年度までとして、分割発注と見積書の徴取方法について行いました。
調査の結果、分割発注につきましては9月5日現在、調査対象件数11,784件のうち約130件の分割案件を確認いたしました。
見積書徴取につきましては、ある業者に他社の見積書の提出を求めていた部局が複数あり、自社の見積書と合わせて他社の見積書を市に提出したことがある業者が数社ありました。いずれも職員と業者との間で金品やサービスの提供があったという事実は確認されておりません。
現在、分割発注と見積書徴取の調査結果について精査しており、報告書としてとりまとめてまいります。
質問)
現在精査中だと思いますが、取りまとめた後、契約事務の適正化への取り組み、情報公開の取組みについてはどのように改善されるのでしょうか。お考えをお聞かせください。
答弁)
契約事務の適正化につきましては、今回の調査結果から判明いたしました課題への対応に加え、少額随意契約において特定の業者を指名せず、広く見積り募集するオープンカウンター方式の導入を検討いたします。また、先日の議会での議論も踏まえ、指名競争入札における指名の偏り防止の取組みを行います。また、内部統制制度の中で契約事務を取組みの重点項目に設定し適正な事務執行を確保してまいります。
情報公開につきましては、本市が行いました入札結果について、少額随意契約も含め、これまで公表していなかったものの公表を検討いたします。
意見要望)
調査結果をオネストに開示していただきたい。結果により責任の所在についても明確にしていただきたい。内部調査ということですが、市民の納得する説明と対応を行うよう意見します。
2025年9月定例会 本会議 個人質問より
