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【質問】

障がい児の保育・教育についてお尋ねします。

令和3年度、障がい児入園にかかる取り扱いが変更となり、障がい児が保育施設を利用する場合、父母ともに保育事由が必要になりました。これには本市が掲げてきたインクルーシブ教育の考え方に相反するのではないかという意見があります。そこでお尋ねします。保育・教育の方針の変更があるのでしょうか。障がい児の優先入園等はどのように考えているのでしょうか。お聞かせください。

また、発達に課題のあるこどもは、個人や家庭により支援のあり方が違うと思います。整備した児童発達支援センターを中心に集団保育一辺倒でなく、個人保育も取り入れ、こども一人一人の状況にあった支援をした方がよいと思いますが、前出のご意見も踏まえ、発達に課題のあるこどもへの支援のあり方について、お考えをお聞かせください

合わせて、発達に課題のあるこどもの支援計画については保護者の方が納得して作成する必要があると思います。保護者の方は自身のこどもに対して客観的に判断しづらいという側面があり指導する側が的確なアドバイスをしていく必要があると思います。その点、支援計画について、保護者の方とどういう話し合いを行っているのでしょうか。お聞かせください。

また、本市の誇る〝ともに学び、ともに育つ〟というインクルーシブ教育について、通常学級に滞在して学ぶ時間が多く、例えば、生活年齢7歳~9歳のこども達の中に、発達年齢2~4歳のこどもが同じ教室で学ぶのは、こどもにとって本当にいいことなのかというご意見があります。インクルーシブ教育においてはこどもの発達年齢を考慮した個別の学習と集団活動のバランスが大切になってくると思いますが、その点どのように考えているのでしょうか。お聞かせください。

【答弁】

今回の入所要件の変更については、入所に際して保護者の就労等の要件をもとめるものであり、これまでの保育・教育方針の変更を行うものではなく、市がこれまで取り組んできた共に育ち合うことを基本とした障害児保育・教育を実施してまいります。

なお、障害のある児童の選考については、これまでと同様に一番最初に選考を行うこととしております。乳幼児期は子供の成長が著しく、障害の有無に関わらず、周囲との信頼関係に支えられた生活の中で、適切な環境や活動を通じて子どもの健全な心身の発達を図りつつ、生涯にわたる人間形成の基礎を培う極めて重要な時期と考えております。特に乳児期は、親子関係の形成期にあることを踏まえ、発達に課題のある子どもにおいては、保護者の子どもの障害や発達特性の理解等に配慮しながら、愛着関係の土台を形成していくことを支援することが重要と考えております。

そのことを基礎とし、幼児期以降の支援については、ひとりひとりの発達の過程・特性に応じた適切な援助や環境調整を行いつつ、子ども相互の関係や協同的な活動が促されるよう、地域社会への参加を推進する観点から支援を行っているところです。支援計画は、障害のある子どもの発達の状態や過程・特性を理解し、ひとりひとりの障害の特性および発達の状況に応じた支援を行うため作成します。そのためには、子どもや保護者との面談において、子どもの心身の状況や環境、日常生活の状況、支援利用の意向など丁寧に聞き取り、ニーズを明確にしたうえで、援助内容を検討し、作成していきます。この過程で保護者と対話を重ねることで、支援者と保護者で子どもの相互理解を深めるとともに、短期・長期目標を共有することで、一緒に取り組んでいく意思形成が図られるものと考えます

本市では、障害のある児童生徒と障害のない児童生徒が学校生活をともに過ごすことを大切にしております。支援学級在籍の児童生徒は、特別な教育課程が編成されており、個別の教育支援計画を活用しながら、支援学級担任が一人ひとりに合った学習内容や学習量、難易度の調整などを行って指導しております。支援学級在籍の児童生徒が、無理なく効果的に学べるよう支援学級担任と通常学級担任とが密に連携をして進めております

【意見要望】

「支援計画については、保護者と対話を重ねることで、支援者と保護者でこどもの相互理解を深める」ということですので、ていねいな対応をお願いします。また、インクルーシブ教育については、「支援学級在籍の生徒が、無理なく効果的に学べるようしていく」との答弁です。インクルーシブ教育も子ども一人一人の状況を考慮し、さらにていねいな支援教育を要望します

2021年3月 本会議 代表質問より

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今村正
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