質問)
不登校の児童生徒への支援についてお尋ねします。
不登校の支援には、児童生徒の状況により、学校に戻す支援を続けるのか、それとも他の学びを支援していくのか、見極める段階があると思います。この点、本市の不登校の支援ににおいてどのようにお考えなのでしょうか。お聞かせください。
本市は青年の家いぶきを改造し、不登校の児童生徒の支援を行うこととし動き始めています。大いに、期待しています。本市における不登校の児童生徒への支援がどのように変わっていくのでしょうか。お聞かせください。
答弁)
学校に戻していく支援か、他の学びを支援していくのかの見極めについては、少年文化館としては、不登校児童生徒の身近な社会である学校に復帰できるように支援しています。
文部科学省が令和元年10月25日に発出した通知「不登校児童生徒への支援の在り方について」にもあるとおり、「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて、社会的に自立することをめざすべきであると考えていますので、児童生徒の一人ひとりの状況に応じて、その可能性を伸ばせるよう、本人の希望を尊重した上で、場合によっては、フリースクール等への受入れなど、様々な関係機関を活用し社会的自立への支援を行っています。
少年文化館と青年の家いぶきの統合により、不登校支援がどのように変わっていくかのかについては、これまでの少年文化館の不登校支援と青年の家いぶきの若者支援との機能が連携、接続されることにより、義務教育終了後も切れ目のない支援を展開できるものと考えています。
具体的には、卒業後も支援が必要な中学3年生が、卒業をきっかけに、その支援が途切れることのないよう、次のステージに向けて若者支援を行う関係機関に確実につなぐなど、よりていねいな対応を行っていきます。
また、青年の家いぶきの資源を活用しながら、別室登校の支援などを充実させるなどより一層の支援を行っていきます。
質問)
新型コロナの経験で、オンライン授業は不登校の児童生徒に一つの学びのチャンスを与えるということが言われています。この点、お考えをお聞かせください。
また、不登校の児童生徒がオンラインの授業を受けた場合出席扱いとしてもよいと文科省からの事務連絡もあったと思いますが、本市はどのように対応されているのでしょうか。お聞かせください。
答弁)
今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響で、オンライン授業を試みた際、不登校児童生徒の中には、オンラインであれば、校内の別室などで授業を受けることができた児童生徒がいました。
オンライン授業は、不登校などで学校に行けない児童生徒の学びを保障していく上では、有効な手段のひとつであると認識しています。
一方で、昨年の文部科学省の通知では、ICT等を活用した学習活動の出席扱いについて、訪問等の対面指導による定期的・継続的な支援を前提とすべきことや、不登校が必要な程度を超えて長期にわたることを助長しないよう留意する必要があることなどもあわせて示されており、児童生徒一人ひとりの状況に応じて慎重に対応する必要があると考えています。
意見要望)
「不登校支援で青年の家いぶきの資源を活用しながら、別室登校の支援を充実させる」ということです。不登校の支援は、学校に復帰することが基本となることは理解できますが、復帰できない児童生徒がいることも事実です。そういう背景の中で、別室登校の段階で児童生徒の状況をていねいに見極め適切に支援していくことが重要になると思います。また、別室登校の支援を経て、少年文化館に通うこととなった児童生徒には、特に中学校卒業後の進路をていねいに支援していただきたい。また、成人になっても就労などで悩んだら、青年の家に帰ってきて相談できるようなつながりを若者サポート関係者とも作れるようにしていただきたい。
不登校支援でのオンライン授業の活用については児童生徒の状況を考慮した上で出席扱いとしているということですが、答弁にある通り、児童生徒一人ひとりの状況をよく見て対応していただきたいと要望します。
2020年12月 本会議 個人質問より、
