大津市のいじめによる少年の自殺が大きな波紋を投げかけています。
この「いじめ」を解決するために、として2006年に出版された著書。
著者の山脇由貴子氏は、東京都児童相談センター心理司として、年間100家族以上の相談や治療を受け持つ。
一気に読める内容なので、是非教育関係者、保護者は一読したい著書です。
という私は2006年に出版されていたのに、今回初めて購読した次第です。
第1章・・・「いじめ」は解決できるー雄二君(仮名)の相談事例から
第2章・・・大人に見えない残酷な「いじめ」
第3章・・・なぜクラス全員が加害者になるのか?
第4章・・・「いじめ」を解決するための実践ルールー親にできること、すべきこと、絶対にしてはならないこと
第5章・・・「いじめ」に気づくチェックリスト
学校現場で起きている「いじめ」は実に陰湿である。
大人に気づかれないように繰り返されるいじめの実態。
いじめにあっている子どもたちは、大人に気づかれないようにと振る舞う。
数々の事例の紹介はショッキングなものばかりでした。
本書の中で
「いじめ根絶への取り組みは、子ども達に、悪いことをすれば必ず発覚し、ぺナルティを受けるのだという社会のルールを教え、いじめが許されるいう歪んだ正義がまかり通っていた子ども社会を、秩序のある社会に立て直すという取り組みである。
それは、子どもだけでは決してできない。大人たちの取り組みが必要である。いじめに立ち向かわなくてはならないのは、実は子どもではなく、大人なのである。」と。
また
「命の大切さ」や「人の痛みを理解する」などの教育は再発防止のプログラムの中に組み込まれるべきである。
「起こっていたいじめの問題が解決しても安心してはいけない。いじめは循環し、繰り返される。再発防止への取り組みも重要である」
「いずれにせよ、学校、親、子どもそれぞれが、解決したといって安心せに、協力しあいながら取り組みを続けることが重要なのである。」
「いじめ」の問題が表面化して新しくはない。
再発防止は大人たちが取り組み続けることが重要である。

