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今日は日本DAISYコンソーシアム主催による講演会に参加してきました。

DAISYとは、視覚障害者や普通の印刷物を読むことが困難な人々のため

にカセットに代わるディジタル録音図書の国際標準規格として、約40ヵ国

の会員団体で構成するデイジーコンソーシアムにより開発と維持が行な

われているアクセシブルな情報システムです。

 

河村 宏 DAISYコンソーシアム会長による講演は大変興味深いものでし

た。

1、なぜDAISYを開発したのか?

2、システムと規格の違い

3、録音図書とテキスト

4、マルチメディアの良さ

5、「オープンで無償の規格」の意義と苦労

6、開発と持続

7、メンテナンスのコスト

8、アクセシビリティの再定義

9、DAISY利用の開拓=浦河プロジェクト

10、第二次アジア太平洋障害者の10年

11、DAISY For Allプロジェクト

12、国連世界情報社会サミット

13、国連障害者権利条約

14、DAISYと防災

15、著作権問題

16、DAISY4の開発

17、EPUB3とDAISY

18、新しい知識基盤ー今後の展望

以上のないようで講演が行われました。

 

NO9の浦河プロジェクトではメンバー自身がDAISY避難マニュアルを作

成することで、自分たちの映っている写真など身近なものを使い、よりわ

りやすい工夫ができている。 
 

精神障がいをもつ人の防災プロジェクトの場合、災害の特徴、避難場所と

避難経路など、災害への対処方法と知識を当事者自身があらかじめ知っ

ていることが重要である。精神障がいを持つ人たちは幻聴さん、お客さん

(頭の中のマイナス的な自動思考)に苦労していることが多く、話に集中で

きないことがある。また印刷されたテキストを読むことが苦手な人、幻聴や

妄想に影響されて適切な状況理解やコミュニケーションが取りにくい人が

いる。 

 

そこで、べてるでは、DAISYで各活動拠点・住居ごとの避難マニュアルをメ

ンバー自身の手でつくれるように国リハ及びATDO(支援技術開発機構)

の協力の下、技術移転を行い、既にメンバーの仕事としての避難マニュア

ル作りが始めた。(HPより

 

浦河べてるの家は6年前に柏市で当事者の講演会に参加してから様々な

活動を学んでおりましたのでここでプロジェクトが行われていたには感動し

ました。

 

続いてはDAISY教科書提供事業の報告が行われましたが、小中学校合

わせて検定合格教科書は411点ある中でDAISY化されている教科書は

117点で全てボランティアによるものなので追いつかないのが現状である

こと、また高校の教科書は900点ほどあるそうで、個人のニーズに合わせ

ての作業はなかなか時間がかかり対応できるものが限られてしまうそうえ

です。

 2008年9月17日施行の教科書バリアフリー法と著作権法第33条の2」の

改正により、LD(学習障害)等の発達障害や弱視等の視覚障害、その他

の障害のある児童・生徒のための「拡大教科書」や、デジタル化された「マ

ルチメディアDAISY版教科書}等が製作できるようになりました。

 

          

まだまだ不十分と言えど、このように学ぶ権利が守られてきている陰では

保護者をはじめ関係団体の地道な努力があったればこそなんだとしみじ

み感じてきました。

 

以前はただ学習についてこれなければ、単に知能が遅れているとされて

きたのでしょうか。

 

それともじっくりかかわってもらえたのでしょうか。

 

いずれにしても、DAISY教科書という手段で学ぶ楽しさを得ることができ

るのは本当に素晴らしいことです。

 

しかしもっと国の予算化が必要であることを痛感してきました。

 

 

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