予算特別委員会質疑に小池知事答弁
平成29年3月15日(水)の予算特別委員会にて、上野和彦の「葛西海浜のラムサール条約保全地域登録を目指すべき」との質問に、小池知事は「2020大会の会場のすぐそばがラムサール条約の登録地だというのは素晴らしい環境になるのではないか一つずつ進めてまいりたい」との答弁がありました。
また、豊洲市場移転について、私は「都民が理解し納得するには、情報の公開に加え、都民自信が豊洲市場を自分の目で見て、肌で感じることが大事だ。百聞は一見にしかず、見学会を開催し、参加した都民の率直な意見や感想を参考にしながら総合的に判断されるのもよいのではないか」と提案。知事は「数値だけで(市場の安全安心について)納得するかというと、わが国の消費者というのは大変厳しい。良い提案をいただいていると、このように思っております。」と答弁し、前向きに検討する意向を示しました。
船堀橋のバリアフリー化が、平成19年第1回定例会で質問してから約10年後、ついに実現しました。――。江戸川区内に位置する船堀橋の東端部分(中川左岸)に、バリアフリー化の一環としてエレベーター(橋の北側)を新設し、地域住民の皆様から喜びの声が上がっています。設置を強力に進めてきた上野和彦は、地元の皆様と共に完成間もないエレベーターを視察し、喜びを分かち合いました。
船堀橋は都道新大橋通りの道路橋として、荒川や中川をまたぎ、江戸川区と江東区を結ぶ延長1482メートルの都内で最も長い大橋です。これまで、都議と区議会公明党がネットワークの力を生かし、議会質問などを通じて、船堀橋東端部分のバリアフリー化を強力に推進してきました。
これまでに、スロープ付き階段などの整備を進めたほか、2013年3月には、橋の南側にエレベーターを設置(長大橋で都内初)。さらに今回、北側にもエレベーターが新設されました。両エレベーターは、いずれも18人乗り(最大1200キロ)で、運用時間は午前7時~午後9時まで。お年寄りや、子ども連れの若いご夫婦などから好評を得ています。
エレベーターを利用していた地域に住む60代の女性は「公明党の尽力に感謝しています。感慨もひとしお」と喜びの声をいただきました。
高橋副委員長 |
上野和彦委員の発言を許します。 |
上野委員 |
大変遅くなりまして、知事もお疲れのことと思いますが、よろしくお願いいたします。 |
中井教育長 |
デュアルシステム科の取り組みを円滑に推進していく鍵となる協力企業を開拓していくためには、デュアルシステムの仕組みや生徒を受け入れることによる利点などを企業に丁寧に説明し、賛同を得ていく必要がございます。 |
上野委員 |
我が党の知事への予算編成要望におきまして、デュアルシステムに対する協力企業の開拓を進めるとともに、工業高校に関するPR活動の強化を推進することを掲げております。ぜひ今後ともデュアルシステム科の協力企業の開拓を進めていただき、中小企業の人材確保に資する取り組みをお願いしたいと思います。 |
藤田産業労働局長 |
都は、ものづくり中小企業の人材確保を支援するため、都立工業高校を初め、広く都内の工業系高校等の生徒をインターンシップで受け入れる企業に対し、生徒の人数にかかわらず、十日を上限といたしまして、一日当たり八千円の奨励金を支給してまいったところでございます。 |
上野委員 |
答弁にもあったとおり、この奨励金は都立工業高校を初め、広く都内の工業系高校などが行うインターンシップを対象としておりますが、支給上限期間は十日までとなっております。デュアルシステム科の特徴である長期の就業訓練期間の全ては、それではカバーされていないわけであります。 |
斎藤港湾局長 |
都は、これまで三十八カ所、七百九十ヘクタールの海上公園を整備し、臨海地域の水辺環境の保全や緑の創出を推進してまいりました。 |
上野委員 |
今後も引き続き取り組んでいただきますよう、要望いたします。 |
小池知事 |
上野議員のただいまのご質問でございますが、海上公園の自然環境保全、そしてラムサール条約に基づいて、保全地域を登録していくのはどうかというご提案でございます。 |
上野委員 |
わかりました。オリンピックまでには余り時間がありませんので、ぜひともよろしくお願いいたします。 |
梶原福祉保健局長 |
都は、現在放課後等デイサービスを運営する全事業所を対象とした説明会や新規開設予定の事業者への説明会を通じまして、運営基準や虐待防止など、障害児の支援に当たって遵守すべき事項について、周知を図っております。 |
上野委員 |
それでは、次に豊洲市場の地下水管理システムについて、質問していきたいと思います。 |
村松中央卸売市場長 |
地下水管理システムにおきまして、地下水位を計測する観測井戸は、その設置場所によりまして、周辺の土地利用や土質が異なっております。 |
上野委員 |
ここで、地下水管理システムとはどういう仕組みなのかということで、都民の皆さんにはなかなかおわかりづらいところがありますので、一応パネルにして概要を説明したいと思います。 |
村松中央卸売市場長 |
地下水管理システムの適切な運転管理のために、揚水ポンプの洗浄や、排水処理施設の定期的なメンテナンスなど、設備の適切な機能維持に取り組んでいるところでございます。 |
上野委員 |
なかなか地下水位が下がらないというのは、井戸の洗浄とかポンプ交換とか、そういうことも、しっかりこれからやっていかなきゃいかぬし、そういったところも調査して、直さなきゃいけないと思います。 |
小池知事 |
ご承知のように、この予算特別委員会があすも開かれ、そしてまた来週といいましょうか、今週末には専門家会議も開かれるというような状況になっております。 |
上野委員 |
次は、防災について質問したいと思います。 |
醍醐水道局長 |
工業用水道事業は、地盤沈下防止を目的として、昭和三十九年に給水を開始して以来、約五十年が経過をしておりまして、配水管の経年化は、首都直下地震の切迫性が懸念される中で、重要な課題であるというふうに、私どもも認識をしております。 |
上野委員 |
先ほどの局長のご答弁に、特定緊急輸送道路には約二十八キロ布設されて、この約八割が耐震性を有する材質と話されました。これを聞くと進んでいるのかなという、こういうふうな気持ちになるかと思いますけれども、実は阪神大震災、あるいは東日本大震災において、どういった工業水道管が被害を受けたかというと、継ぎ手管なんですね。継ぎ手管が外れちゃった。それで大変水が出て、もうがたがたになってしまった。道路も通れないような状況になったというのが現状でありまして、大事なのは継ぎ手の耐震化率であります。 |
小池知事 |
私自身も、阪神大震災で液状化したところ、そしてまた例えば工場などもあります尼崎など、臨海部などもございまして、いろいろダメージを受けてきた。そういった場面を現実に見てまいりました。 |
上野委員 |
それでは、ちょっと話題を変えまして、次は地元の話になっていきますけれども、ずっと私が議員になってからいっているこの江戸川。江戸川に、実は市川橋から今井橋まで、延々八キロ区間に、人が渡れる橋がないんです。だから、三・一一のときにも、多くの方が京葉道路を渡ってきましたけれども、ここで全部とまってしまった。(パネルを示す)ここから、こっちの市川橋、今井橋の方にみんな歩いて行かなきゃならなかった。高速道路はあるけれども、人は入っちゃいけませんととめられちゃったんですね。大変なパニック状態に、ここの江戸川でなりました。 |
ともとし副委員長 |
時間、一分しかないよ。 |
西倉建設局長 |
都県境を結ぶ道路や橋梁の整備は、都県間の道路ネットワークの形成により交通を円滑化し、周辺県との連携を強化いたしますとともに、災害時の避難や緊急物資輸送等を行うためには重要でございます。
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ともとし副委員長 |
上野和彦委員の発言は終わりました。 |
東京都議会公明党は都内で平成29年1月14日、小池百合子知事に対し、都が行った豊洲市場(江東区)の安全性を確認する地下水モニタリング調査(9回目)の最終結果で、複数の地点から環境基準を超える有害物質が検出されたことを受け、緊急申し入れを行いました。
これまでの8回に上る調査について、一部を除き環境基準以下だった有害物質が、今回の最終調査で急激に基準を超える数値で検出されたことから「原因を解明し、都民に公表することが必要だ」と要望した。さらに、専門的で詳細な再調査を実施し、有害物質への対応策を行うよう求めました。
また、豊洲市場への移転について、「食の安全確保が大前提だ」として、都民の理解が十分に得られるよう、これまで以上に安全・安心に関する情報公開を実施する必要性を訴えました。
小池知事は要望に理解を示し「複数の調査機関で再調査をしていく」と述べました。
豊洲市場(東京都江東区)に関する課題を審議する都議会の豊洲市場移転問題特別委員会が27日に開かれ、公明党から上野和彦が、市場の主要建物下に盛り土をせずに設けられた地下空間で都の専門家会議が行った空気測定について質問しました。
上野和彦は国の「指針値」をわずかに上回る水銀が検出された一方で、健康に影響はないとの見解を示したことについて、都民への分かりやすい情報発信を求め、「指針値など専門用語について正しく理解できるよう工夫を」と提案しました。都側は市場ホームページで解説すると答えました。
また上野和彦は、検出された水銀が地下空間のたまり水から気化・滞留したと専門家会議が推定していることを取り上げ、徹底した原因究明を求めました。
さらに、13日から始まった地下空間の強制排水に関し、都の取り組みをただしたところ、都側は、26日までに計約1万8000立方メートルを排水したと説明。公明党の調査で最大約23センチだった地下水位が、青果棟と加工パッケージ棟でコンクリートの床面より下がり、水産仲卸売場棟では約3センチに、水産卸売場棟で約1センチまで下がったとはじめて明らかにしました。
東京都議会公明党は都庁で平成28年12月21日、小池百合子知事に対し、都の来年度予算編成に関する要望書を手渡しました。
席上、最重点項目として、高校授業料の公私立間格差の是正に向け、私立高校に通う生徒のいる家庭の経済的負担を軽減するため、世帯年収約910万円(目安)未満の世帯の授業料負担が実質無償となるよう要望しました。私立高の入学金についても、都の入学支度金貸付事業(無利子)の貸付額を、現在の20万円から25万円へ増額するよう要請しました。
また、誰もが安心して生活・移動できる「世界一のバリアフリー都市」の構築へ、都内全鉄道駅でのホームドア設置に向けた計画の策定を求め、ホームドア設置を急ぐよう訴えました。
一方、公立小・中学校や都立高校のトイレの洋式化も促進するよう強調。区市町村の財政支援と振興を目的とした市町村総合交付金の拡充をはじめ、空き家対策など新たな課題に取り組むため、2004年に都市整備局として統合された「住宅局」の復活を提案しました。
このほか、待機児童解消に向け、待遇改善による保育人材の確保を主張。妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を行う「ゆりかご・とうきょう事業」(東京版ネウボラ)の拡充も訴えました。
小池知事は、要望に理解を示し、予算編成に向け「しっかりと進めていく」と応じました。
東京都議会公明党「豊洲市場整備問題対策プロジェクトチーム(PT)」の上野和彦座長、伊藤こういち事務局長は平成28年12月13日、江東区の豊洲市場を訪ね、都が土壌汚染対策を検討する専門家会議の指示に基づき、建物下の地下空間にたまった水の排水を開始したことを受け、現地を調査しました。
都はこの日、市場の青果棟や水産仲卸売場棟、加工パッケージ棟、水産卸売場棟の4棟で排水を開始しました。
青果棟の地上部分に設置された排水装置前で都の担当者から、下水排除基準より水素イオン濃度(pH)が高いたまり水に関し、希硫酸で中和させて排水する工程などの説明を受けました。地下水位については「AP(荒川工事基準面)プラス2メートルになるまで排水するには、3カ月程度かかる見通し」との説明がありました。引き続き都の対応を注視していきます。
都庁で平成28年12月2日、都住宅供給公社の安井順一理事長に対し、公社賃貸住宅の居住者による防災活動促進に関する要望を行いました。
公社では2013年6月から、自治会などの自主防災活動を実施する団体に防災資機材とその保管場所などを提供する事業を実施しています。これにより、公社賃貸住宅での防災組織の設立や育成を促していますが、この事業を利用している団体が少ないことから、さらなる普及・啓発が求められています。
要望では、住民の共助による防災力向上へ「救護用AED(自動体外式除細動器)の設置が進むよう購入費用などへの助成を行い、支援を強化すべきだ」と強調し、自主防災活動の一層の普及を要望しました。
公社側は、支援強化に取り組む考えを示し「自主防災組織の拡大に努めたい」と答えました。
上野委員 |
本年十月、中央卸売市場は、村松新市場長を初め、各局から有能なる都職員がそれぞれ各担当に就任されております。組織体制が強化されたと、このように理解しているわけでございます。その意味で、私は、今後、希望ある新市場整備へ向かうことを大いに期待しているところでございます。 |
村井中央卸売市場基盤整備担当部長 |
地下ピット内で、空気中から指針値超過の水銀が検出されたため、たまり水の水銀濃度を定量下限値を下げて再度計測したところ、水中からも微量の水銀を検出いたしました。 |
上野委員 |
また、いただいた資料を見ていきますと、専門家会議の指示により、地下ピット内を換気したことが示されております。その中で、換気を行った延べ回数が、例えば、五街区の青果棟では約七回に対し、六街区の加工パッケージ棟では約三十九回、七街区の管理施設棟では約二百十八回となっておりますけれども、各棟で換気回数に違いがあるのはなぜでしょうか。 |
吉野中央卸売市場建設技術担当部長 |
地下ピットの換気でございますが、専門家会議から五回以上行うよう指示がございました。建物により換気回数に違いがあるのは、地下ピット部の面積や使用したファンの能力の差などによるものでございます。 |
上野委員 |
今のご答弁で、検出された水銀は、たまり水から気化、貯留したものと推定したということに対してでございますけれども、地下ピット内の安全性を確保するためには、水銀の検出原因について、推定にとどまらず、その原因究明というのが必要であります。 |
村井中央卸売市場基盤整備担当部長 |
ご指摘のとおり、地下ピット内の安全性を確保するため、検出原因の究明が必要でございます。 |
上野委員 |
一方で、安全性の確保に向けまして、早期に対策の検討を進めていくことも重要であります。 |
村井中央卸売市場基盤整備担当部長 |
現在、専門家会議では、水銀の検出原因を特定するため調査を進めているところであります。地下ピット内の安全性確保に向けた対策については、今後の調査を踏まえて検討していただくこととしております。 |
上野委員 |
今のご答弁、対策については今後の調査を踏まえて検討をしていくということでございますが、確かに、先ほどの原因究明の答弁で、たまり水を強制的に排水して、地下ピット内で水銀が検出された原因をまず究明していくということでございましたので、その意味では理解ができるわけでございます。 |
村井中央卸売市場基盤整備担当部長 |
換気については、六カ所の観測用人孔のうち、基準超過の結果が出た三カ所の人孔で、採取管から舗装下の砕石層内の空気を吸引するとともに、残りの三カ所の人孔でふたを開放し、空気の流入を図っております。換気後、観測用人孔内に設置されている採取管を使って舗装下の砕石層内の空気を測定いたします。 |
上野委員 |
都の報告によりますと、専門家会議は、アスファルト舗装下では換気が十分に行われなかった可能性がある、こういった見解を示しているということでございますが、この舗装の下で行った換気に関する問題点についてお尋ねいたします。 |
村井中央卸売市場基盤整備担当部長 |
専門家会議からは、換気したにもかかわらず、水銀については濃度が上昇したこと、換気時に空気の流入が行われていたのかが明確でないことから、換気が十分に行われていなかった可能性があるとし、換気方法について検討が必要と指摘されております。 |
上野委員 |
とにかく、換気が十分に行われなかった可能性があると、こういわれているわけでございます。その意味では、再度換気を行う際は、今回のようなことを繰り返すわけにいかないわけであります。 |
村井中央卸売市場基盤整備担当部長 |
専門家会議の指示を受けまして、砕石層内において改めて換気を行うに当たり、空気が確実に砕石層内に流入していることを確認するため、圧力計を用いて計測することとしております。 |
上野委員 |
舗装された道路の下の砕石層というのは、いろんな砕石の種類があるわけですけれども、どのぐらいの砕石なんですかということをお聞きしたらば、単粒度砕石を中心にしたものだということを聞いて、少しほっとしたわけですね。約二割ぐらいの間隙率が出てくるということでございます。多少は水も入っていますから、そのあたりについての不安もありましたけれども、しっかりとこの辺については、専門家の知見もいただきながら、さまざまな工夫を凝らして、きちんと検証できるように取り組んでいただきたいと思います。 |
村井中央卸売市場基盤整備担当部長 |
測定結果を評価する際の基準となる基準値や指針値は、長期間の暴露リスクを評価する観点から設定されております。 |
上野委員 |
今の答弁からも、専門家は、環境基準や指針値の内容に照らしてこのような表現を使われているとのことでありますけれども、やっぱりわかりにくいですよ、もう言葉でいっても。だから、科学的に正確な表現をしようとすると、おのずとそのような表現になるんでしょうけれども、都民がこれを理解するのは、やはりこの環境基準や指針値という言葉自体、言葉自体の言葉がまた、説明そのものがまたわからなくなるという非常に難しいもので、それを、説明ということで、言葉だけで、ぽんとのせていても、なかなかわからぬわけです。こういったことが、つまり風評被害につながるわけであります。専門家の方々が使われる正確な表現と都民の理解のギャップを埋めるような、そういう取り組みというのを東京都は求められているということなんですね。 |
村井中央卸売市場基盤整備担当部長 |
測定結果を含めて、専門家会議の内容は、都民に正しく理解していただくことが重要であり、そのためには、都民に適切に情報を提供していくことが必要でございます。 |
上野委員 |
今、例えばの例、東京都のホームページでという話をしましたけれども、何しろホームページも開けないような方もいらっしゃる、高齢者の方々もいらっしゃる、いろいろなマスメディアを使って広げていく。先ほどもある方からいわれましたけれども、ぜひとも小池知事がそういったことをきちんと説明していくような、ぜひ総務局長、そういうふうに知事にも話してください、もっとわかりやすく話してくれというふうなことで、そういった取り組み、都民や市場関係者の皆様にとってもわかりやすく伝える、このことを強く要望しておきます。 |
吉野中央卸売市場建設技術担当部長 |
十二月十三日から強制排水を開始しておりまして、二十五日現在、累計で約一万八千立方メートルを排水しております。 |
上野委員 |
排水期間については、先ほどの答弁で、APプラス二・〇メートルまでの水位に達するまでは三カ月程度かかる、必要ですという話がありました。では、どのぐらいの費用が必要なのか、お尋ねします。 |
吉野中央卸売市場建設技術担当部長 |
強制排水の費用につきましては、pH、これは水素イオン濃度ですが、pH処理に必要な薬品や機器のリース費用、下水道料金などを含め、街区によって違いはございますが、各街区で数千万円程度を見込んでおり、最終的には、今後の排水量の実績に応じて精算することとしております。 |
上野委員 |
強制排水を進めることで、管理水位までの低下を目指すということでございます。 |
吉野中央卸売市場建設技術担当部長 |
ご指摘のとおり、建物周囲の地下水位が高い状況にあることから、ピット内に復水するということが考えられます。復水も含めて強制排水し、地下水管理システムが正常に稼働できるよう、管理水位まで低下させることを目指しております。 |
上野委員 |
今後、専門家会議において、地下ピット内で必要となる対策について検討されると思いますが、強制排水から今後の対策工事の開始までの期間、地下ピット内に地下水が再びたまることがないようにしなければなりません。 |
村井中央卸売市場基盤整備担当部長 |
市場敷地内では、汚染の有無にかかわらず、ガス工場操業地盤面より二メートル下まで掘削除去するとともに、APプラス二メートル以深についても、調査によって把握したガス工場操業に由来する環境基準以上の有害物質を含む土壌について掘削除去しております。 |
上野委員 |
こういった委員会の中の答弁だけで終わっちゃだめなんだよ、委員会だけの。そうした情報を都民に正しく伝えないと、また、変に不安をあおるようなことを話すところもあるわけですから、それをやっぱりきちんと、それでまたみんな動揺しちゃうんですから。とんでもない話で、今いったことを自信を持って、やっぱりもっと、先ほどホームページもありましたけれども、そういう以外のものでもしっかりと取り組んで、正しい話を、正しい情報を、ぜひとも早急に進めていただきたい。 |
村井中央卸売市場基盤整備担当部長 |
六街区の千客万来施設用地については、都の移転延期の決定を受け、事業者による着工が見合わされている状況となったことから、アスファルト舗装の敷設に向けて事業者と協議を行ってまいりました。協議が調ったことから、今月中旬からアスファルト敷設工事を開始し、二十二日に工事が完了したところでございます。 |
上野委員 |
今、初めて私も聞きましたけれども、終わったら終わったで早く連絡を欲しい。現場にすぐ飛んでいきますよ。そういった情報も全然入ってこない。そういったところが大事なんですよ、危機管理能力というのは。そういった配慮が必要なんです。そうすれば、我々だって都民の方にもいえるわけです。市場は頑張っているよ、地下水位が上がらないよう頑張っているよといえるわけです。 |
村井中央卸売市場基盤整備担当部長 |
専門家会議においては、提言書をまとめるに当たって、パブリックコメントなど、広く都民などの意見を聞く方法を今後検討していくものと認識しております。 |
上野委員 |
さきに知事が示したスケジュールがありますけれども、それによりますと、専門家会議の提言の取りまとめは、ロードマップでは四月と、こうされています。通常、パブリックコメントは、その前段として実施されるということでありますので、四月の前には対策等が明らかになることを期待しております。 |
池上総務局都政改革担当部長 |
市場問題プロジェクトチームは、月に一回のペースで会議を開催し、課題を整理することとしております。 |
上野委員 |
今後、いろんな内容についてありました。地震、液状化という話もありましたけれども、市場問題プロジェクトチームの先生方には、液状化の専門の先生がいらっしゃらないと思うんですね。そういった意味でのセカンドオピニオンなのかなということも思っております。 |
池上総務局都政改革担当部長 |
市場問題プロジェクトチームの小島座長は、専門家会議にもオブザーバーとして参加し、専門家会議における審議についても逐一状況を把握しております。 |
上野委員 |
ぜひ、お伝えしてもらいたいと思います。 |