北京パラリンピックを視察してきました。
オリンピック・パラリンピック招致特別委員会で、9月6日から8日まで、オリンピック・パラリンピック競技大会に関する実地調査、および北京パラリンピックの開催状況について北京市を訪問し視察してまいりました。
今回の視察では、パラリンピックの開会式や競技の視察を行いました。開会式では、9万人を超える観客の移動手段や規制の状況、安全な開催に向けたセキュリティ対策、障害者や高齢者に配慮した施設のバリアフリー対策などを見てきました。また、競技の視察では、重度障害者の競技であるボッチャや車いすバスケットを見て回りましたが、多くのボランティアの姿を目の当たりにしました。
そのほかに、招致のためのジャパンブース、IOC関係者の具体的な取り組みを聞き、意見交換を行いました。最後に、北京市人民代表大会常務委員会を表敬訪問し、議会が招致から開催に至るまでの間に果たした役割などについて聞いてきました。
2016年の東京オリンピック招致に向けて、大変に参考になるとともに、是非とも招致を実現させたいと改めて決意をいたしました。
岩手・宮城内陸地震
現地を視察
地下鉄副都心線渋谷駅を視察
厚生委員会視察
大阪厚生年金病院
障害者の就労支援策探るため、国立職業リハビリセンターを視察
長橋桂一は障害者の就労支援に取り組んでまいりましたが、このほど、国立職業リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)を視察し、障害者の就労支援のあり方を探りました。
同センターは、障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく「中央広域障害者職業センター」と職業能力開発促進法に基づく「中央障害者職業能力開発校」の二つの側面を持っています。
はじめに同センターの伊岐典子次長から「07年度は、受講者185人のうち169人が修了し、そのうち約90%(152人)が就職した」、また「就業が困難な視覚障害者についても、06年度は修了者10人全員が就職し、07年度は修了者12人のうち9人が就職した」と説明がありました。その後、パソコンを使った機械技術の実習や、視覚障害者、知的障害者などの訓練の現場を視察しました。
今後、国とも連携を取りながら、さらに障害者の就労支援を推進していきたいと思います。
宮城県丸森町の滞在型市民農園を視察
都市農業のあり方を探るため、宮城県丸森町を訪れ、滞在型市民農園の「不動尊クラインガルテン」を視察しました。同施設は、都市と農村の交流を通じ、活力ある農村地域づくりの拠点施設として町が開設したもので、1区画平均150平方メートルの農地に宿泊施設を併設した18区画を県内外の57人が利用しています。
同町産業観光課の木村和紀課長は「農業を目的に町を訪れる“交流人口”を拡大し、定住促進につなげるとともに遊休農地の解消と直接、間接的な消費拡大による地域経済の活性化をめざしたい」と説明。東京から同施設に通っている利用者は「農機具の使い方も教わり、農作業にも慣れてきました」と語っていました。
都営豊島区「高松三丁目第4アパート」を視察
都営住宅の快適な住環境整備をめざして、建設中の豊島区「高松三丁目第4アパート」を視察しました。
同アパートは、老朽化した都営住宅の建て替え事業の一環として、都が鉄筋コンクリート造り3〜8階建て(239戸)を建設しているもの。内装をバリアフリー化した上で、今年5月から入居が始まる予定。
住宅の各部屋を回り、間取りや広さ、使い勝手などを確認しました。この中で、都が定める型別供給実施基準(2003年改正)で入居者が1Kに1〜2人、2Kに2人、2DKに3人、3DKに4人以上となっている点について「この広さの部屋では、狭いのでは」との声が上がりました。また、部屋の電気のスイッチの位置や、風通しなど利用者の目線に立った配慮を求める意見もありました。都の堀真・住宅整備課長は「公明党議員から都営住宅居住者の貴重な声を聞かせてもらい、参考にしている。少しでも改善できるよう努力したい」と語りました。
発達障害の予防対策を先進的に行っている、福岡市の新生児保育の現場視察
福岡市にある医療法人・久保田産婦人科麻酔科医院(久保田史郎院長)などを訪れ、発達障害の発生を抑制するために、妊婦や新生児に対する予防医学を導入している現場を視察しました。
はじめに同市内の(株)福岡スイミングクラブで、安産を促す妊婦の水中散歩の様子を視察しました。同行した久保田院長は「水中散歩は、循環血液量を改善し、早産や胎盤早期剥離、妊娠高血圧などの予防に効果がある」との説明がありました。
続いて、久保田産婦人科麻酔科医院を訪問。久保田院長は、新生児の発達障害の主な原因として、低血糖症などを挙げ、胎内と胎外では10度を超す激しい温度差があり、その環境変化に対応するために新生児は、多くのエネルギー(糖分)と酸素を消費すると指摘し、同院では、温度の激変を緩和するために、出産直後に保育器内へ移すなどさまざまな工夫により、発達障害の原因となる低血糖症などを「ほぼ完全に予防できる」との説明を受けました。
今後の発達障害の予防に向けて大変に参考になりました。
IT化で賑わう金沢市の商店街を視察
石川県金沢市の片町商店街を視察し、中心市街地の活性化策などについて商連街関係者と意見を交わしました。同商店街は金沢市の中心に位置し、日本で最も商店街活動の歴史を持ち、近年はIT化による「情報発信のまちづくり」を進め、中心市街地の賑わいを支える元気な商店街でした。
同振興組合の小間井隆幸理事長らから、(1)遊休地の有効活用による魅力的な商業施設の建設(2)隣接する5商店街の連携による集客活動(3)空き店舗を活用した産官学の情報戦略(4)大型ディスプレーでの商店街の宣伝活動--などの取り組みについて説明を受けました。 懇談の席上、小間井理事長は「さまざまなアイデアを出しているが、郊外型の大型店舗との競争は激しい」と訴えていました。私は、若い世代が立ち上がり、情報戦略などで成功している点は参考になりました。