2010.10.03 : 平成22年 東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する特別委員会
築地市場の移転問題について。
◯長橋委員 ご苦労さまでございます。私からも質疑をさせていただきますが、きょうも既にかなりの質問が出ました。質疑を重ねてきました。また、きょうは小委員会がこの特別委員会の前に行われまして、小委員会からの報告を受けての質疑であります。
小委員会は、報告にあるとおり、九回の小委員会を重ねてまいりました。七月十六日から小委員会が始まりまして、去る日曜日、きょうも日曜日なんですけれども、去る日曜日、参考人質疑を行いました。きょうは傍聴にも、先週、参考人の方もまたお忙しい中来ていただいております。ありがとうございます。また、その際に傍聴に来られた方もいらっしゃるかと思います。質疑を重ねて、各会派それぞれ主張を展開したわけでありまして、私はその小委員会の中で何とか一定の方向が見出せればと、こんな思いもあったわけであります。そういう中で、最後の質疑が九月二十六日の参考人質疑でございました。十五人の方がお見えになりまして、それぞれの立場でのお話を聞かせていただきましたけれども、本当にその業界に、また築地に携わって、長年にわたって、二十数年にわたってご苦労されてきた話については、大変深く深く重く受けとめた次第でございます。私は小委員会の副委員長でもございましたので、それぞれ参考人の方にお話を重ねて聞かせていただきました。また、十五人の方の参考人を日曜日の日に、同じ日に集まっていただく努力というのをこの小委員会の委員長であられました西岡委員長には大変ご苦労をおかけしたと思っておりまして、感謝を申し上げる次第でございます。
そこで西岡委員長に、私も小委員会の副委員長でございますので、また、きょうは西岡委員長にご質問をしてもよろしいと、こういうお話もございました。参考人質疑の中で、私は今思いをいったわけでありますけど、西岡委員長は委員長の立場でご質問ができなかったわけでございます。参考人の皆様からの声を聞いて、どんな感想があるのか、まずお伺いしたいと思います。
◯西岡委員 まず、長橋副委員長に申し上げますが、委員長報告に対する質疑なるものは同委員会のメンバーがやるべきものなのかどうか、まず一点、そのことを申し上げておきたいと思います。どういう議論があったのか、その事実経過についての質問を小委員会以外の方がするのが本来ではないかというふうに考えております。また、私は委員長として参考人招致を担当いたしましたので、個人の見解だというふうに思われるような発言は控えたいと思います。
◯長橋委員 西岡委員長の今のご発言でございました。私も参考人のことについて、どういうふうにお感じになったかと、こういうことでございますので、小委員でなかろうが、またきょうこの小委員会から出てきている参考人のご意見もすべてここに載っているわけでありまして、それに対するご感想をお聞きしたいなと、こういうふうに思ったわけでありますが、今あえてご答弁なさらなかったと、こういうことでありますので、決して同じ小委員会だからといって議論を蒸し返しているわけではございませんので、そこのところはご理解をいただければと、こういうふうに思うわけでございます。
そこで、私は議論も重ねてまいりましたので、最後二十六日の参考人質疑、私は大変深く受けとめたと、このように先ほど申し上げたところでございます。その中で、参考人の皆様から聞いたご意見の、また意見表明の中に今回八月三日に民主党からの提案になった現在地再整備案、当初はA、B、C案の三案、検討事項案でございました。その後も新たな追加の説明があったわけでありますが、私が驚いたことは、参考人質疑の意見表明の中で、この現在地再整備案、表に出る前に何ら説明がなかったと、こういうご発言がございました。何も説明もありませんでしたと、このようにございました。また、きょう来ておりますが、今回の築地問題というのは、すべて業界同士が真摯に、そして誠実に話し合いながら積み上げてきたものですと、そういうことでございます。築地問題については、参考人の方、それぞれご意見はありましたけれども、それぞれの立場で、また業界同士で長年にわたって積み上げてきたものでありますと。そして、議会も、議案や問題については、こうした、ましてや市場問題については、大きな問題については、いきなり表に出してということはないでしょうと、このようなご発言もございました。青果は二階に上がってくれというなら、なぜ、あらかじめ電話一本なかったんだと、このような発言もあったわけでございます。
そう考えると、こういう問題について何の説明もなかったということは、私が聞いている範囲では、民主党さんは八月三日に提案をされる前に相当議論も重ね、公募もして、さまざまな案を、ご提案を皆さん、都民の方々からいただいて議論を重ねて、それを三つに絞って提案されてきたというふうに聞いております。にもかかわらず、この最終三つの案を民主党として出される前に、何ら業界とは話をしなかったと、こういうことになるんだろうなと思うわけでございます。常識的に考えて、こういう大事な問題、ましてや築地市場については二十数年にわたって現在地再整備についてもとんざをした、そういうことも含めて、業界の方は一刻も早く結論を出してもらいたい、こういう思いでいるわけでありますけれども、そういうご発言もありましたけれども、まさにこの案を出す前に、きちっと業界のご意見も、都民のご意見はもちろんですけれども、業界の皆様のご意見を聞くべきだろうと私は思うわけであります。
そこでお伺いしますが、豊洲新市場、この計画、私たちにもご説明をいただいておりますけれども、説明する前にちゃんと業界の皆さんとさまざまな考え方、またどのように進めていくかということはちゃんと調整されたんですか、豊洲市場は。ご答弁お願いします。
◯野口中央卸売市場新市場担当部長 豊洲新市場の計画、そして整備に当たりましては、都と業界団体の代表者から成ります新市場建設協議会、これは平成十四年五月から検討を進めておりますが、基本構想を初め、施設計画の各段階において、幾度となく協議を重ね、その意向を反映させた上で取りまとめてきているものでございます。具体的な協議、検討に当たりましては、新市場建設協議会のもとに実務代表者等で構成されます新市場建設懇談会、さらに、そのもとに水産物検討会、青果部検討会、関連事業者検討会、場内物流検討会等を設け、さらに街区ごとにも検討会を設けるなど、専門的かつ取り扱い部類ごとに詳細な検討を行い、その結果を上位の懇談会、協議会にフィードバックさせるなどして、合意形成を図りながら、これまでよりよい施設計画、そして移転整備に向けた準備を進めてきております。
◯長橋委員 この豊洲市場移転の豊洲市場の整備案、さまざまにフィードバックしながら、対応をしながら重ねてきて出したということでありますけども、ちょっと事前にいっていませんでしたけど、それはどれぐらいの期間、大体どれぐらいの期間ということでとらえたらよろしいでしょうか。
◯野口中央卸売市場新市場担当部長 当初これ現在地再整備推進協議会という形でやってきておりましたが、それを改組をして平成十四年五月に新市場建設協議会というふうに改めて再出発をしたと、そういうわけでございます。そのときに第一回目の会合、基本構想、その策定のときに当たるときから始めております。期間としては、先ほど申し上げましたけれども、平成十四年五月から、この間ずっと、直近では平成二十年の三月というふうに記憶しておりますが、そこまで検討を進めてきております。この新市場建設協議会というのは、現在第十三回を行いまして、またそれをもとに検討を行っておりまして、実務者レベルの懇談会というのがございます。こちらについては十六回という開催で記憶してございます。
先ほど申し上げました専門部会、これ物流であるとか、青果部さん、水産物部、関連事業者、これは取り上げるとかなり回数がわたりまして、例えば一週間に一回、二週間に一回という頻度で行ってきた経過がございますので、相当数、また相当な期間重ねて検討してきた、そういったものでございます。
◯長橋委員 ありがとうございます。相当な期間で積み上げてきたと。先ほど、この委員会の冒頭で岡田委員が豊洲市場の課題について取り上げて、さらに、ご答弁では業界の方とさらに意見を聞いていくと、こういう話もありました。ですから、提案をして、なおかつ、それはまだプランの段階ですから、実際に始めるとなれば、またさらに業界のご意見を尊重していかないといけない、こういうふうに市場の皆さん方も自覚をされているというんだと思いますね。
この間の参考人のご意見の中に、このようなお話がございました。この市場のあり方というのは、本来は市場の業界人が話し合って決めるべき性格のものであると思っておりますと。現場で実際に仕事をしている業界の人たちが、よりよい市場というのを一生懸命考えるべきだ、考えてきた、こういうご表明だと思いますけど。その後に、この議会の責任についていわれました。また、この結果がどうなるか、この特別委員会の結果はどうなるかということはありますけれども、結果が万が一途中でとんざしたときに、どなたが責任を持ってくれるんでしょうか。業界の方は、ともかくこの市場の中で仕事をし続けていきたい、また、新たな整備によって、さらに後輩といいますか、次の代に市場をつなげていきたい、こういう思いであるにもかかわらず、その議会が責任を、もしとんざしたらとってくれるんでしょうか、こういうふうにお話があって、私は深く受けとめた次第であります。
議会としての結論は、議会がやらなきゃいけないことは何かといえば、今七十五年もたった市場を早期に結論を出すこと。これが今議会に求められている責任であろうと思うんです。どれだけ引き延ばそうとかということではなくて、推進の方も、それから現在残りたいという方も早く議会で結論を出してくれ、これは一致しているんだろうと思うわけでございます。もし、現在地再整備、これが決まったならば、築地で現在地で決まったならば、私は今度は反対に回る、築地と豊洲はもう目の前ですから、今度は、もし築地で決まったのならばもう座り込みをしかねないようなことをいわれたわけであります。重く受けとめるわけでありまして、これは議会の責任でありますから、そちらの皆さん方にはご答弁求めませんけれども、きょうご出席の委員の皆さんも含めて、議会の責任ということをしっかりと受けとめて議論を進めていただきたい、心から申し上げて質問を終わります。
