昨日から本日まで2日間、千葉県(幕張)で開催された「市町村議会議員特別セミナー」に参加してきました。(写真)
2日間のセミナーは、独自の旗と言語があるイギリスのコーンウォール州において議員(議長)を務めるヒラリー・フランク氏を講師として、市町村議会議員特別セミナーは始まりました。
「イギリスの地方議員について」をテーマとしたヒラリー・フランク氏の講演では、コーンウォール州議会では、市長を議会で決めて、また、各セクション(福祉・環境・住宅・公共施設等)の長(部長)も議会で決める行政の仕組みになっている内容に先ずは驚きました。
日本の議会(二元代表制)とは、全く違う制度のなかで、年間予算を決めて事業を実施する訳ですが、コーンウォール州では、高齢者に対する予算より、子どもに対する事業への予算の方が高いことにも驚いてしまいました。
次の講演は、愛知県常滑市で副市長として働く山田朝夫氏を講師として、「赤字病院を立て直す」と題して講演は始まりました。
常滑市民病院では、これまで入院患者数も外来患者数もH12~H22の10年間で激減し、年間7~8億円の赤字経営となり、資金不足額は約15億円に達しました。
このような原因を追求し、一度は諦めかけたなかで、病院の再生に向けて、一般職員の給与カット及び事業仕分け、さらに、100人体制の市民会議を行い、また、病院スタッフの意識改革に取り組み、見事に再生を成し遂げる内容でした。
あれもこれもと事業の実施ができないところで、本当に必要なものとは何か、必要ないものとは何か、といったことを議論することから始まったこのエピソードは、今後の市政運営にためになるものと感じました。
セミナー2日目は、鍵屋一氏を講師として、「自治体の防災対策と災害時の議員の対応」をテーマにして始まりました。
講演では、今後は福祉関係者の防災力の向上が必要となる、というのも、これまでの大災害時、同行非難をしてくれる人は、福祉関係者が多くいたことからでした。そして、東日本大震災では、守り手・支援者の被害が多く、危機管理能力が弱いことが浮き彫りになった、とのことでした。
講演を聞き、自治体職員及び消防職員などに対する職務放棄の基準を設けることと、さらに「大災害は忘れない頃にやって来る」ということと、「自分は大丈夫」という正常化の偏見を学びました。
セミナー最後は、「高齢になっても安心して暮らせる地域の仕組みにづくり」と題して、辻哲夫氏の講演を聞きました。
ここでは、今後の高齢者の日常生活をとりまく実態や、柏市が取り組むフレイル予防や地域包括ケアシステムの在り方を学びました。
今回、2日間のセミナーに参加し、多くのことを学びました。
今後の所沢市政に、しっかりと活かすことができるように、一生懸命がんばってまいります。