2018千葉県本部夏季議員研修Inかずさアカデミアホール
昨日(8日)昼までの一泊二日での研修会、県内の全議員が参加して実施されました。
写真は、研修の締めくくりに行われた山口代表を囲んでの記念撮影。

大きな研修は4つ。
研修Ⅰ:千葉県保健医療計画について
平成30年度から始まる新たな保健医療計画に沿ってその方針から県内9つの保健医療圏の現状と保健。医療などの特徴、それを踏まえた医療構想、更に各保健医療圏別の医療需要の地域差について、計画の概要に沿って説明いただきました。(地域医療構想)その実現のステップとしての地域医療構想調整会議、様々各論のお話がありましたが、結論としては、少子高齢化の中で地域差を考慮しながらの医療・福祉連携のシステムを構築していくことが重要だと言うことだと思いました。
お話の中で、一点、一つの病院ですべてやらないと回らない地域があるとのお話があったが医療連携という観点からは、どのような意味があるのだろうか?と素朴な疑問がわきましたが、今度聞いてみようと思います。
研修Ⅱ:我が事丸ごと地域共生社会と地方自治体の役割
厚生労働省の千生康裕氏による講演。「今直面していること」との副題が付けられているように、急速に進む少子高齢化の中で、遊休資産の増大や生産年齢人口の急速な減少、それに伴う国、地方自治体共通での財政収入の減少と社会保障費の増大など、将来ますます深刻化するであろう、これらに起因する様々な課題・問題点の指摘がありました。
ただ、大事な点は、今までもこれからも、社会保障の基本的な考え方は変わらなく、「自助」「互助」「共助」「公助」にあること。(私は、社会保障だけではなく、今後も地域活性化や暮らしの全ての面での基本だと思いますが。千生氏もそう言いたかったのだと思いますが・・)
それを踏まえての、主に社会保障のあり方を中心とした、次世代の「自助」「互助」「共助」「公助」のあるべき姿を示されていました。全国での具体的な事例を提示されてのご説明はわかりやすかったと思います。
最後にこのような社会を「地域共生社会」というキーワードで示され、様々な国・厚生労働省等の取り組みをご紹介されていました。これを受けて今後、我々、地方自治体議員が市民・地域・行政と連携してどのように取り組んでいくかを具体化していく必要があるとの思いを強くいたしました。
研修Ⅲ:議員力アップのために①発信力、②政策実現力、③現場力・拡大力の3つの観点からグループ討議をおこないました。
(写真はグループ討議のあとの発表の様子)

研修Ⅳ:これからの次代を見据えた家庭教育支援のあり方
家庭教育支援センターペアレンツキャンプ代表理事の水野達郎氏のご講演。大きく4つの項目別に進められた。最初が、「予防的開発的な家庭教育環境がも止まれれる背景」と題しまして、引きこもりの高齢化の実態とその影響が深刻になりつつある。ということを、少子高齢化の背景のもと、引きこもりの定義から初めて、具体例を通されてご説明いただきました。一番のポイントはその初期段階、不登校のなりはじめに発見し、対策を取ることの重要性を、80-50問題(親が80代で引きこもりのこどもが50代)50-20問題(親が働き盛りの50代、引きこもりの子どもが20代)などの例を通されて早期発見・早期対応の重要性を指摘されていました。次に「これからの時代を見据えた家庭教育支援とは」と題しまして、このような引きこもりの早期発見対応には、義務教育時代、特に小学生の段階から発見・対応することがキーになるということ。子どもの育成には、家庭・学校・地域と三位一体となって連携した社会が必要で、ある意味、昭和の時代にはそれが適切にできていた面がある。昨今はそれぞれの役割が単独になり、かつ限定的になってきて、連携できなくなってきている。では、どうするか、まずなんと言っても家庭での教育の役割と充実をもっと図る必要があるとご指摘。それによって再びこどもの育成に関して「学校」「地域」とも連携できるようになってくる、とのこと。この「家庭」の役割充実には何が必要かというと、相談の場やセミナー等を開催し、引きこもりを抱える親に来ていただく。という前に、アウトリーチ(訪問)型の家庭教育支援の充実を実現すること。が大事ということでした。
更に続いての「新しい家庭教育のカタチ」では、このような取り組みの実践例として大阪府大東市の訪問型家庭教育支援の実例と、いわゆる日本型ネウボラと家庭教育支援の連携についてご説明がありました。ここまでで、時間もだいぶ押してきていましたが、最後に「議員としてできることは」として、家庭教育支援センターペアレンツキャンプは民間団体としてこのような家庭教育支援をおこなって効果を出してきいるが、是非このような活動の分析や検証を踏まえて議会において取り上げるなどの活動で、仕組みづくりに取り組んでほしい。との結論で講演は終了しました。
今回の議員研修は共通して急速に進む少子高齢化社会の中で福祉政策に重点を置きながら、新たな社会の仕組みいづくりに考えていかなければならないと言う点に重点があったように感じています。私も地方議員の一人として、さらなる議員力アップを図りこれらの問題に対する政策を具体化そして提案できるよう、努力していかなければとの思いを、改めて強くいたしました。
関係者の皆様、スタッフの皆様、そしてご講演頂いた先生方、ありがとうございます。





