【主張】政治不信の払拭 自民の古い慣習と決別してこそ
「政治とカネ」の問題に決着をつけ、政治不信を払拭することが今国会の最重要課題だ。
高市早苗首相が衆院選当選の自民党全315議員に総額約1000万円のカタログギフトを「ねぎらい」として配布した行為は、庶民感覚から大きくかけ離れており、疑念を招く。
わずか1年前、石破茂元首相側が新人議員に商品券を配り猛批判を浴びた教訓が生かされていない。
自民党の体質が問われている。
首相は「法律に抵触しないが批判を受けるなら慎みたい」と述べるが、政党支部が「第二の財布」として機能する実態が浮上。
大臣規範改正で政務三役のパーティー禁止を決めた姿勢は評価されるものの、「政治とカネ」への向き合い方が厳しく注視される。
中道改革連合・国民民主は企業・団体献金を政党本部と都道府県組織に限定する改正案を提出。
政治家個人の「財布」と切り離す意義は大きい。
小川淳也代表は「今こそ決着を」と訴えたが、首相は「丁寧に議論を」と正面回答を避けた。
政治への信頼はあらゆる政策の土台。
古い慣習と決別し、真の改革を求めたい。
#公明新聞電子版 2026年03月04日付
