原油価格上昇 ガソリン、電気、ガス高騰の恐れ
米国・イスラエルによるイラン攻撃の影響が経済面で急拡大している。
世界の原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡で、民間船舶への攻撃が発生し、航行が事実上遮断された。
英紙フィナンシャル・タイムズによると、保険会社が海峡通過船舶に対し保険解約や大幅値上げを通告。
海運各社は戦時リスクの高まりで身動きが取れず、通航はほぼ停止状態に陥っている。
ペルシャ湾迂回ルートへの切り替えが進むが、輸送コストはさらに上昇必至だ。
原油市場ではWTI先物が一時10%上昇。
イランは湾岸諸国の米軍施設も攻撃対象としており、戦闘長期化による供給途絶懸念が強まる。
米紙ワシントン・ポストは「原油価格上昇は始まりにすぎない」と警告している。
封鎖が長期化すれば、ガソリン価格や電気・ガス料金の高騰を招き、家計に打撃を与え、国内総生産(GDP)を大きく押し下げかねない。
日本の原油輸入は、アラブ首長国連邦(UAE)とサウジアラビア、クウエート、カタールの中東4カ国に93%を依存する。
但し、供給途絶リスクに備え、国と民間が石油を備蓄しており、当面の供給は可能だ。
#公明新聞電子版 2026年03月03日付

