政府が初の基本計画
#公明新聞電子版 2026年01月12日付
政府は昨年末、初の「AI基本計画」を決定。
「信頼できるAI」を強みに、世界で最も開発・活用しやすい国を目指す。
AI法に基づき、
①利活用加速、
②開発力強化、
③ガバナンス主導、
④継続的変革
の4方針で具体策を推進。
■最も開発・活用しやすい国へ
「信頼性」を武器に技術革新とリスク管理を両立。
毎年改定し、今年夏に投資目標などを含むロードマップを策定予定。
政府・自治体が率先してAIを本格導入し、国民の「まず使ってみる」意識を醸成。
AI安全性を評価する政府機関「AISI」の人員倍増も明記。
■人型ロボットなど“勝ち筋”に
国産基盤モデルや「フィジカルAI」(ロボット・自動運転など現実世界で自律動作する技術)を
日本の勝ち筋と位置付け、介護・製造現場の人手不足解消へ注力。
初等中等教育からAI基礎知識を学び、人間力(創造力・思考力)を育む教育を推進。
■米中が先行、出遅れる日本
生成AIを中心に世界は日進月歩。
個人利用率は米国68.8%・中国81.2%に対し日本26.7%、企業利用率も日本は約半数。
政府投資額(19~23年)は米国約50兆円、中国約20兆円に対し、日本は約1.5兆円と30分の1以下。
出遅れが顕著で、官民総力戦が急務。
■「人間中心」の理念が土台
党生成系AI利活用検討委員長 河西宏一衆院議員
公明党が訴えてきた「人間中心のAI」を土台に据え、人間力向上を明記した点を評価。
焦点は社会実装で、中小企業も活用できる幅広いAI教育を推進。
フィジカルAIで勝つには現場データの活用環境整備が急務。
AISI強化や偽情報対策も求め、人間中心のAI社会をリードする。

