ネット・ゲーム依存予防・回復支援MIRA―i所長の森山沙耶氏に聞く
#公明新聞電子版 2025年12月09日付
■豪州、16歳未満対象の規制法を施行/深刻な被害防ぐ対策の一つ
オーストラリアは10日から、16歳未満のSNS利用を事実上禁止する世界初の法律を施行する。
事業者に年齢確認を義務づけ、違反には最大約51億円の罰金を科すが、子どもや保護者への罰則はない。
背景には、過度な利用によるうつ病・摂食障害リスクや、犯罪・性被害の増加がある。
■日本、現行の対応は不十分/成長段階に応じた使い方に
日本ではLINEやTikTokが小学生高学年から普及し、友人関係の維持や自己表現に欠かせない一方、深刻な弊害も目立つ。
現行の対策は不十分で、家庭任せの状況に保護者から「もう限界」との声が上がる。
MIRA-i所長の森山沙耶氏は「酒やギャンブル同様、一定の規制は必要」としつつ、一律禁止より成長段階に応じた利用を推奨。
子どもを議論に参加させ、リスク判断力やストレス対処スキルを身につけさせることが重要と指摘する。
■子が感じる楽しさ、利点を保護者がよく理解して
保護者には「子どもの楽しさをまず理解し、良い面・悪い面を日常会話に」とアドバイス。
ペアレンタルコントロール活用や、日常生活に支障が出る場合は早めの専門相談を呼びかけている。
SNS依存は個人・家庭の問題ではなく、社会全体で利用のあり方を考える時期に来ている。
