8月25日、文部科学省は、新型コロナウイルス感染症に関する差別・偏見の防止に向けた文部科学大臣メッセージを発表しました。
「児童生徒等や学生の皆さんへ」、「教職員をはじめ学校関係者の皆様へ」、「保護者や地域の皆様へ」の3つのメッセージがあります。
以下、「児童生徒等や学生の皆さんへ」の一部抜粋です。
大人もしっかりと読むべき大事なメッセージです。
| 新型コロナウイルスには誰もが感染する可能性があります。
感染した人が悪いということではありません。 学校やクラスの中で感染することは悪いことだという雰囲気ができてしまうと、新型コロナウイルスに感染したと疑われることをおそれて、具合が悪くなっても、その後は言いだしにくくなったり、病院に行くのが遅くなったりしてしまいます。 そうすると、さらに皆さんの地域で感染が広がってしまうかもしれません。 感染した人や症状のある人を責めるのではなく、思いやりの気持ちを持ち、感染した人たちが早く治るよう励まし、治って戻ってきたときには温かく迎えてほしいと思います。 もし、自分が感染したり症状があったりしたら、友達にはどうしてほしいかということを考えて行動してほしいと思います。 すでに、感染した人達が心ない言葉をかけられたり、扱いをされたりしているという事例が起きています。 こうしたことが皆さんの周りでも起きないように、皆さんにも協力してほしいのです。 また、高齢者や病気がちの人は、感染すると症状が重くなってしまう危険があります。 自分は元気だから大丈夫ということではなく、そのような人たちに感染させることがないよう、思いやりの気持ちを持ってほしいと思います。 |
感染予防と社会経済活動を両立させる「新しい生活様式」の中、ストレスや、感染への不安や恐れを抱く人が多いと思います。
そんな中、感染者や医療従事者、都市部から地方に帰省・移動した人などに、偏見や差別、誹謗中傷をして自らの安心感、満足感を得ようとする人がいます。
子どもたちの間にも大人や社会の影響を受け、差別・偏見の心が生じているとも言われています。
ある新聞の記事ですが、国立成育医療研究センターによる7歳から17歳までの子どもや保護者を対象に調査を実施したところ、
・自分や家族が感染した場合、「秘密にしたい」:32%、「秘密にしたいと思う人が多いだろう」:47% (複数回答)。
・感染して治った子どもと「あまり一緒には遊びたくない」:22%、「遊びたくない人が多いだろう」:44%
の結果を得たとのこと。
子どものこうした意識は、偏見や差別につながる可能性があると言われ、親が、子どもたちの思いに耳を傾けながら、正しい情報を伝え、偏見や差別を丁寧に解きほぐしてあげることが、子どもたちの抱える漠然とした不安を解消すると伝えています。
感染者を差別する風潮は、差別を恐れて感染を隠すことにつながるため、大流行の温床になると言われています。
新型コロナウイルスには誰もが感染する可能性があります。
その認識に立って、断じてコロナ感染症に対する差別・偏見を許さないという考えをまず大人が持つことが必要だと思います。
■文部科学省ホームページ
文部科学大臣からのメッセージ ⇒ こちら
■新型コロナウイルス感染症を理由とした差別や偏見などでつらい思いをしたら
《相談窓口》 文科省HPより
□ 24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1306988.htm
□ 子どもの人権110番≪法務省≫ 0120-007-110
http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken112.html
□ 都道府県警察の少年相談窓口
https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/syonen/soudan.html
□ いのちの電話の相談 0120-783-556
一般社団法人日本いのちの電話連盟
https://www.inochinodenwa.org/
□ チャイルドライン(18歳までの子供が対象) 0120-99-7777
□ 新型コロナこころの健康相談電話 050-3628-5672
一般社団法人日本臨床心理士会、一般社団法人日本公認心理師協会
http://www.jsccp.jp/info/infonews/detail?no=730

