昨年、世界で大反響を呼んだ本です。
今年3月15日に日本で発売されましたが、その翌日に購入し自粛期間でもありましたのですぐに読み終えました。
「地球温暖化」「気候変動」について現実と科学的なデータを基にとても読みやすく、また分かりやすく書かれています。
7月上旬より今に続く九州を中心に甚大な被害を出した豪雨は、「JAXAの解析によると過去20年で最大規模の雨量」と本日のニュースで報道されました。
線状降水帯の雨雲が次から次へと長期間に渡り発生し、今まで経験したことのない異常な気象となりました。
そして、このような豪雨は、今年だけでなく、今後も日本のどこかで毎年発生し被害も大きくなっていくのではと非常に心配いたします。
世界を見ても、インドやバングラディシュ、中国で同時期に大洪水が発生しています。
中国では、3700万人の人が被害を受けているとの報道もありました。
様々な原因が考えられますが、改めてこの本に書かれている「地球温暖化」による「気候崩壊」が、急激に加速していることを目のあたりにし危機感を感じます。
以前のブログ(⇒こちら)にも紹介しましたが、今年シベリアの気温が過去最高の38℃まで上昇し、北極圏の永久凍土が急速に融解し消失しています。
北極圏の温度上昇による永久凍土の溶融は、海面上昇とともに地球の冷却機能を失わせることで、臨界点を超え「地球温暖化」に歯止めが効かなくなると言われています。
その結果、さらに地球の平均気温が上昇し、人類が地球に住めなくなる日が来ると最悪のシナリオを示しています。
但し、この本にも書かれている様に、「運命を共有するひとつの人類」として人々が意識改革をして、「地球温暖化」「気候危機」の問題に立ち向かうならば、人類の危機の回避と気候変動による自然災害の被害を最小限に食い止めることが出来ると思います。
今、コロナ対策が最重要課題となっていますが、出来れば、コロナ対策と共に2月20日に公明党含め超党派議員で発足した議員連盟が目指す「気候非常事態宣言」を早期実現させたい。
また、国、自治体、企業、国民の皆様お一人お一人が温暖化対策を進め、パリ協定の表明でもある2050年までの脱炭素社会の実現を目指すべきと考えます。
パリ協定やSDGsの重要な取組であり世界の常識となっている「地球温暖化対策」「脱炭素社会」をぜひ政治の主流に!
以下にこの本の一部を紹介します。
日本また世界がこの危機的状況に近づいていると感じます。
地球温暖化阻止の為の脱炭素化を進めると同時に今後増える自然災害の被害軽減の為に防災・減災の強化、避難所体制、医療、危機管理体制強化、気候変動に対応できる市民生活、国土強靭化のまちづくり、食料生産維持、持続可能な産業構造、感染症対策等の様々な課題を進めていく必要があると感じます。
コロナと共に生きていく「新しい生活様式」に、今度は、「気候崩壊」の中でお一人お一人が生き抜いていく為の「新しい生活様式」を追加していくことが求められてくると思います。
【関連ブログ】
■BS1スペシャル「再エネ100%をめざせ! ビジネス界が挑む気候危機」その1
■【Climate Crisis】BS1スペシャル「気候クライシス~IPCC特別報告書からの警告~」 – NHK
| ■グローバルな気候崩壊の連鎖
気候変動が牙をむいたら、攻撃は単発では終わらない。 猛威が連鎖し、破壊が滝の様に連続し、地球は何度でも痛めつけられる。 暴力は次第に強さを増して、私たちはなすすべを失い、長いあいだ当たり前だと思っていた風景が一変する。 住宅や道路を建設し、子どもたちを育てて社会に送り出す—-安全と信じて暮らしを営んできた基盤がくつがえるのだ。 自然に手を加えて作り上げてきた世界が、自然から私たちを守るのではなく、自然と共謀して私たちを陥れようとする。 ・・・気候崩壊の連鎖反応は地球レベルで起こるだろう。
その規模はあまり大きく、手品のように目にもとまらぬ速さで進む。 地球が温暖化すると北極の氷が融ける。 氷が減ると太陽光線が反射されずにそのまま吸収されるため、温暖化が加速する。 海水温が上がれば、海水の二酸化炭素吸収量が減って、温暖化がさらに進む。 気温が上がって北極圏の永久凍土が融けると、内部に閉じこめられていた1兆8000億トンの二酸化炭素が放出される。 いま大気中に存在する二酸化炭素の2倍以上だ。 一部はメタンとして蒸発する可能性もある。 メタンの温室効果は、二酸化炭素の34倍。これは100年の長期で比較した数字で、20年間では実に86倍になる。 ・・・自然環境のリズムが顕著に乱れはじめた数年前から、懐疑派(なぜか気候変動の被害を一番受けている日本人に多い)は気候変動など起きていないと主張しはじめた。
異常気象を否定するものではないが、その原因ははっきりしない。 いま、起きている変化は、人間の経済活動や介入が原因ではなく、むしろ自然の循環というわけだ。 だが、地球全体の温暖化は猛烈な速度で進んでいる。
地球温暖化はほかならぬ人間のしわざだ。 ・・・けたはずれのハリケーン、かつてない規模の飢饉や熱波、難民や紛争の発生—–どのシナリオも人間が用意したものであり、いまも続きを執筆中だ。・・・ |
↓公明新聞電子版(6月29日付)

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