本日、理化学研究所計算科学センターと富士通が開発した新型スーパーコンピューター「富岳」が世界一になったとの報道があった。日本としては、8年半ぶり。米国と中国の2強に大差をつけての計算能力で首位に立ったとのこと。コロナ禍の中で大変にうれしいニュースです。2011年に計算速度で1位になった国産スパコン「京(ケイ)」が1年かかる実験を数日でこなせる能力があるとのこと。注目すべきは、「ビックデータ処理性能」、「AI計算性能」の項目でも世界一位とのこと。スパコンは、半導体の進化とともに高性能化し、富士通が開発・設計した高性能CPU(A 64FX)を約15万個そろえ、効率よく通信するネットワーク制御で瞬時に大量の計算をすることが出来る様になったとのことです。「富岳」の開発は、新型コロナの治療薬研究や新薬の開発、地震、台風、豪雨などの災害予測、防災シミュレーション、人工知能(AI)の活用など国民の命や生活を守る上で様々な分野で研究開発が進み技術革新がおこると期待されています。そして、今後のデジタル社会の到来により、日本の技術力、産業を発展させる上で現代社会に欠かせない重要なインフラとなります。旧政権時代に「2位ではダメなんでしょうか?」と言われ、事業仕分けの対象にされたスパコン。信じられない事ですか、開発予算も一時凍結されました。当時、日本全国の多くの研究者、技術者が相当の憤りと悔しさを感じたと思います。科学技術の発展は、未来への投資であり希望です! モノづくりの経験からトップを目指し技術力を結集していかなければ、新しい発想、技術革新は生まれないと感じています。ぜひ、今回の「富岳」世界一をきっかけに、更なる日本の技術力、モノづくりの進化を見せてほしいと思います。万歳!
■「富岳」で取り組むべき重要課題 ⇒ FUJITSUホームページより
・・・すでに新型コロナ、気象、地震、津波予測シミュレーションで活躍
★ 健康長寿時代の実現
・生体分子システムの機能制御による革新的創薬基盤の構築
・個別的、予防医療を支援する統合計算生命科学
★ 防災・環境問題
・地震・津波による複合災害の統合的予測システムの構築
・観測ビッグデータを活用した気象と地球環境の予測の高度化
★ エネルギー問題
・エネルギーの高効率な創出、変換・貯蔵、利用の新規基盤技術の開発
・革新的クリーンエネルギーシステムの実用化
★ 産業競争力の強化
・次世代の産業を支える新機能デバイス・高性能材料の創設
・近未来型ものづくりを先導する革新的設計・製造プロセスの開発
★ 基礎技術の発展
・宇宙の基本法則と進化の解明
⇒ 新型コロナウイルスに、次世代スパコン「富岳」が挑む(前編)
⇒ 新型コロナウイルスに、次世代スパコン「富岳」が挑む(後編)
日経新聞(6/23)より
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60655390S0A620C2MM8000/?n_cid=DSREA001
★富岳に
Y0uTubeの理研公式チャンネル「RIKEN Channel」より
